天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

ランチコンサート

 秋晴れの体育の日。体育ではなく、音楽の方面で出かけた。孔子学院で習っている二胡の先生のランチコンサートがあるというので、中目黒まで出かけた。
 中目黒という場所自体、こういうことでもないとまず行かない場所だ。東京の古くからある商店街の雰囲気だった。昔いた戸越銀座もここからさほど遠くはないはず。はじめての場所だが、最近は便利なものでスマホのGPSに住所か場所の名前をインプットするだけで地図上に場所を示してくれる。そこまでの交通機関と所要時間も調査済み。
 駅からすぐのその場所は、楽屋というライブ専門のアジアンレストランだった。出演者は先生の沈琳(シェンリン)さんと、8月に「夏の香り」と題したコンサートをやった時と同じメンバーだった。楽器で言えばピアノ、パーカッションにチェロ。曲目もその時売り出した同じタイトルのセカンドアルバムだった。
 ただ違いは狭いレストランの中での演奏で、かつたまたま予約が早かったせいか最前列で演奏者の眼の前に座ったために、大層な迫力だった。演奏者の表情や手の動きも良く見えてとてもよかった。アルバムを家で聴くのと、曲目は変わらないがやはり生演奏をまじかで聴くのはちがうなあと実感。
 プロの演奏なので、演奏中の写真や録音はもちろん禁止。家から誰も同行者がいないので、やはり楽器演奏を趣味としている友人を誘った。彼はアルトサックスという楽器を習っているとのことだが、音楽に嗜好のある人ならこの独特の二胡の音色の良さは分かってもらえるだろうと。思い通り、大層感心して二胡という楽器にも関心も持ってくれたようだ。
 曲目も、ポピュラーなものだけでなく、沈琳先生のオリジナル曲や、二胡では初挑戦というようなピアノ奏者がアレンジしたものを引きこなし。プロだなあ、という感じがあらためてした。レストランの席の端の方には、先生のお母さんの姿も見えた。
 この先生、ルックスもいいし、ステージトークも素朴でウィットもあり、とても好感が持てる。ひょとするブレイクするかもしれない、と一緒に行った友人も話していた。しばらく目が離せない。
 中国の楽器の音色の美しさが、中国理解に少しでも繋がるといいと思う。同時に、せっかく素敵な先生に習っているのだから、自分の二胡の技量を少しでもアップして余生を楽しむ道具になればと思った次第。