天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

ひとり遊び

 たまには一人で遊びに行くのだ、とシャレたつもりでジャズハウス銀座スイングに出かけた。もう1週間前のこと。ここは、二胡の先生の演奏を聴きに行くので会員になっている。先生の沈琳さん以外のステージをみに行ったことがなかったが、Facebookなどに出てくる他の演奏家のステージはどんなものか、先生のために調査を兼ねてみに行ったというわけ。
 ステージは、ウェイウェイ・ウーという人で、やはり二胡教室と演奏をやっている。おそらく呉薇と書くのだろう。上海の人で、来日24年ということで、来年の5月3日にちょうど来日25年の記念コンサートをするらしい。24年は結構長い。日本に二胡を広めるのに貢献してきた人の一人だろう。
 こうしてみると、他にも何人か二胡で日本に来ている人たちが結構いることがわかった。この人は、私の先生のように小さい頃から二胡一筋というわけではなく、音楽家の父親を持ち、音楽は小さい頃からやっていたが、二胡に出会って始めたのは大人になってかららしい。
 この日は、自分のオリジナル曲ばかり、自分の二胡活動を振り返るように、一つ一つの曲の思い出を話しながら弾いてくれた。一緒の楽器はピアノ、ギター、ベースにドラム。彼女の場合はこの組み合わせが多いように見える。
 来日24年だけあって、日本語も十分話しながらステージを盛り上げる。私の先生の場合、普段の会話は問題無いが、本人曰くこういうステージトークが苦手だ。このウェイウェイさんと比べると話がうまいのはこちらだが、音は先生の方がキレのある澄んだ響きのように思える。生徒仲間で、他の先生についた経験のある人が、沈琳先生の音は素晴らしいと話していたが、こうして実際に聞き比べるとわかる。
 ウェイウェイさんはもちろんプロなので、上手だしオリジナル曲というのがなかなかいい。先生はまだ若いので作曲の面ではこれからが楽しみ。先生のポジションが良く分かる経験だった。