天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

冬は火鍋

 昨日は友人と定例(ほぼ月例)の中華を食べる会だった。当初は場所を新宿の夜来香と決めてあったが、前回から場所を池袋にした。本格中華はやっぱり池袋に行かんと、というわけ。

 12月となり、鍋ものが美味しい季節となったので中華も火鍋を食べることにした。
 ここで本格火鍋の紹介。
 日本の火鍋屋さんでは、日本人向けにセットになっている場合が多い。しかし本場中国では、煮汁、タレ、中の具在の全てを選んで自分の好きな味の鍋物を作る。
 煮汁は、大抵白いとんこつスープと、赤色をした唐辛子の効いた辛味スープがある。どちらか片方でもいいし、この写真のように仕切りの入った鍋により、両方の味を楽しむことができる。大抵はこういうものを選ぶので、二色鍋とも呼ばれる。
 写真(上)は、鍋が届いたところで具在を入れる前だが、このようにダシとして既に色々なものが入っている。この味が中華の火鍋っぽくていい味だ。赤いスープに浮かんでいるのはむろん唐辛子。他にも木の実やきのこの干したものが入っている。白いほうのスープに浮かんでいる赤いものはクコの実。そしてネギもはいっている。店によっては辛いスープの辛さ加減をどうするか聞いてくるところもある。チョー辛かほどほどかを選ぶわけだ。
 次につけダレを選ぶ。中国の火鍋専門の店では、店の一角に色々なタレや添え物がずらりと並んでいた。その中から自分の好きなものを器に入れて席に持ってくる。品数に応じて料金は加算される。
 ここ池袋の知音食堂では、5種類ほどのタレの名前が書いてあったが、味が良く分からないまま適当に二つほどを選ぶ。好みで混ぜて使うのだが、どれもウマいはずとの思いが躊躇を無くす。煮汁に味もついているので、このタレがなくても十分に食べられるが、味にアクセントをつけるもの。
 さてそして具在を選ぶ。中国の専門点では大抵テーブルの横に選んだ具在を置く補助テーブルが付く。やや狭いこのみせでは写真(中)のように、ずらりと鍋の周りを取り囲む。
 具在としては、肉・野菜・海産物・練物などを好みに応じて選ぶ。肉は基本は羊の肉。他に鶏や豚や牛肉も選べる。中国では狗(犬)肉を選べる店もある。日本食にない中国独特の食材に、動物の血を固めたものがある。この店でも豚血と鴨血がメニューに載っていたが、鴨血はなかったので豚血を注文。中華鍋を初めて食べる友人に少し変わったものも食べてみてもらいたかった。
 写真(下)は満足げな友人たち。額いっぱいに汗をかきながら食す。飲み物は、あまりお酒を飲まなくなった我々には、紹興酒1本温めてもらえば十分だった。友人曰く「この鍋はK君がいたら喜んでバクバク食うやろなー。」「彼が遊びに来たらここへ来よう。」。