天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

ラサの「サ」は薩摩のサ

 今日は、薩摩藩出身の先輩と薩摩焼酎を飲みながら語り合う時間を持った。話題を中国に持って行くと、先輩は一度チベットの鉄道に乗ってみたいとおっしゃる。酸素を吸いながら乗ってみたいらしい。高山病予防に、富士山登山をしてからにしようか、というので、私は雲南省昆明で高地トレーニングをしてからチベットにくりだす手もあるなどと話していた。そもそも、元米国駐在員であったその先輩が何故チベットに行きたいのか、という解説を拝聴した。
 ご高説によれば、「チベットの首都ラサのサは薩摩のサだ」とのこと。漢字を調べてみろというので、確認をしたところ、ラサは漢字で「拉薩」と書く。唐代には「邏娑」と書いたらしいが今は「拉薩」で薩摩の薩と同じ字だ。それがどうしたということだが、この「薩」という字は辺境の地という意味があるとのこと。そういう意味では、どちらも日本の辺境と中国の辺境という共通点がある。
 ま、そういった理由で親近感をもちながら、とにかく行って見て、酸欠状態で一句ひねって帰ってくるという旅をされたいのだろう。自称中国通の私としては、ここは先輩に単独で行かれてはかたじけない。きっちりご同行して、露払いをしなくてはならない。
 ともあれ、最早中国は日本にとって最大の貿易相手国。そんな数字を見るまでもなく、もっとも協力して世界に貢献すべきパートナーだろうというのがわたしの自論。昨日は、国境も不要だという発言までしてしまった。飛行機に乗れば、東京から新幹線で博多に行くより短い時間で北京や上海に行けるのだから。
 ということで、今日はまた一つ中国と日本の絆が深まる話ができて幸せだった。