天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国の軍事力

 今日は、久々に池袋の中華料理店、台湾料理「小調」で好朋友二人と一緒に中華料理を食べながら語り合う幸せに浸った。そのことを中心に今日の日記にしようと思ったが、やはり今朝電車の中で本を読んで感じたことを記しておきたい。
 昨年の中華人民共和国建国60周年記念式典で、久々に軍事パレードの閲兵があった。それに先立ち海軍の観艦式も、各国の代表を招いて行われた。そして、中国の軍事予算が日本のそれを越えるようになったことが報道されている。これらの事実で、中国に対する警戒感を強める記事が出ている。
 そうだろうか。本気で警戒する必要があるだろうか。と思うのだ。つまり中国はどこかの国と戦争をする気があるのだろうか、といえば答えは「否」。さしあたって武力で戦わなくてはならない相手はいない。
 中国は、ここへ来てその経済力で大国の扱いを受けるようになった。が、経済力といっても、国土が広く人口が多いので、総数で大きな数字になっているが、国民一人あたりで見るとまだまだ先進国レベルではなく、国内の格差もある。そして人民のおじいちゃん、おばあちゃんくらいの生まれた頃からの過去の歴史を見ると、アヘン戦争にまけて以来、弱小国として外国からの抑圧に耐えながら、屈辱の歴史であった。その中国がここへ来ていきなりという感じで「経済大国」と言われても、本当に人民は大国としての実感と自身を持つことができているだろうか。かつて軍事力でやられた中国の人民が、中国も強い国になったと思えるためには、その軍事力を目の当たりにすることも必要なのではないだろうか。
 軍事力というのは、戦争した時に勝つためのものだ。しかし現代的な意味としては、外国との交渉を自国に有利に進めるためのバックのおどし、みたいたいになっている。防衛費が日本を越えるのは、あたり前田のクラッカーではないか。この小さな国と、あの広大な国が、同じように防衛しようとすれば、広いほうが費用がかかるのは当然だろう。
 なので、中国が軍備を拡大していることについては、今の程度ならさほど心配するには及ばないというのが私の見解だ。