天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

内橋克人さん

 今日帰宅すると、テレビに内橋さんが出ておられた。宇沢弘文氏との対談本で見た顔写真と、同じお顔が出ていたのですぐに気付いた。静かな口調で話をされる方だった。番組はNHKのニュース解説のようで、雇用の問題を話し合っていた。最後の結びは、これからは地方自治体などが雇用機会を作ることが求められるという話で終わった。本で読んだと同じ主張を語られていた。あたりまえだけど、首尾一貫というのは大切なことだ。時に主張を誤った場合、あるいは情勢変化の為に、主張のポイントがずれた場合などは、経緯説明の上、主張変更、方針変更を宣言すべき。そうではなく、都合が悪くなると言うことが違う人が多い。特に政治家に多いような気がする。
 ともあれ、昨日は帰宅するとネットで注文した内橋さんの本が届いていたのだ。「共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道」というタイトル。4日前のこの日記に書いた「共生の大地」という本を読んで、次に読みたくなった本だ。溜め込んだ未読本の一つになった。近い「そのうち」読む。
 ところで、内橋さんは年齢が自分よりかなり上だ。普通はそのくらいの年齢のフツーの老人は、大半がボケはじめているとか、やたら元気が無いとかいった症状の人が多い。そこへゆくと今日のテレビを見た印象では、ボケていないのは当たり前として、静かな雰囲気ながらしっかりしている。やはり、今まで世の中をしっかり見据えて学習をし、色々と本を書いたりされてこられた脳は、衰えない。脳が生涯現役。あ、これだ。
 自論であり、目標である「生涯現役」だが、何を仕事としているにしろ、遊びに熱中するにしろ、脳が生涯現役ということが有り得べき状態だろう。そういうわけで、明日も会社に行き、本を読み、人に会って語り合うのだ。
 内橋さんは、今も何か書いておられるのだろうか。