天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

今日は何の日

 今日は日中国交回復から50年になる日だ。50年前の今日、田中角栄総理が中国を訪問して周恩来と握手をした。50年前の自分は大学生だった。1972年のこと。当時、中国からは文化大革命が進んでいるという話が伝わっていたが、詳しい事情は分かっていなかった。我々のうちでは、下手なことを言うと「自己批判しろ!」と冗談で言い合っていたが、中国で自己批判させられる側の人達は大変なことだった。

 その後中国で生まれた人たちは、そういった歴史をあまり知らない。80年代生まれが「80后」パリンホウ、90年代生まれが「90后」チュウリンホウと呼ばれていた。私が主に仕事をした人たちは80后が多かった。彼らは90后はノーテンキだと言っていたが、今や21世紀生まれの若者が日本にもいっぱい来ている。今の若者は中国人も日本人もない感じで同じ文化を共有しているように見える。日本にきている学生や旅行者は恵まれているのだろう。出稼ぎに出ないで農村に残って生活している人たちの生活感は、おそらく昔ながらのもので、今にして思えば本来の人間的な生き方なのかもしれない。

 日中関係は、中国の改革開放政策を機に民間の事業者の中国進出が進み、今や世界の工場と言われるようになった中国無しでは日本の経済も成り立たない。今では中国の富裕層や資本家が日本のものを買う。そうした様子を快く思わない人たちが嫌中派となるのだろう。ウイグルチベットの問題もあるし、香港は既に中国の統治下にはいって、1国2制度は名ばかりのものとなった。こうしたことが最近のアンケートで、中国嫌いの割合を増やす結果となっているのだろう。しかし実際のビジネスでは一体となっている。政治的な動きの懸念があるのだろう。

 しかし習近平は、プーチンほど浅はかではない。プーチンウクライナ侵攻に対して国際社会がどのように反応しているか、ちゃんと見ている。

 ということで、我々庶民は何も心配しないで中国人と付き合って、中国文化を楽しんで、早く旅行にも行きたいところだ。