国葬反対の声の高まりと中村哲さんの映画
安倍の国葬はどう考えてもおかしい、ということで反対の声が高まっている。色々な記事を見てみると。まずは前川さんのコラム。
東京新聞のコラムでは皆反対している。
22日には国会前で反対デモがあった。
東大の学生も反対。官僚になる前はまともなんだ。
そして、
こうした声を挙げたらきりがない。
ネット署名は、私が反対に賛同した時点で75000を超えていた。今頃10万超えているかも。
と同時に、旧統一教会の実態と自民党との金目当ての協力関係。自民党は票稼ぎの道具としていた。などなどが明らかにされてきている。
にもかかわらず、犬HKのクロ現では桑子がそういうことを曖昧に濁しているとか。
政党で国葬反対とはっきり表明しているのが、社民、共産、れいわ。立憲民主党は態度が生ぬるい。やはり泉が代表ではダメだ。
ノーベル平和賞を行きがかりでもらった佐藤栄作すら国葬しなかった。それが何で安倍の国葬をするのか。戦後の国葬で政治家は吉田茂だけらしい。レベルが違い過ぎる。
国葬をするなら、この人だ。
中村哲さん。
昨日、東中野のポレポレ座でこの映画を見た。中村さんの本はみな読んで、ペシャワール会を通じてその活動は承知をしていたが、それらを実際の映像で見ることができたのは感動だった。映画が終わったとき、客席から拍手が起こった。中村さんを称える拍手だ。
映画は、谷津監督とカメラマンの辻智彦氏が1998年から2019年に、中村氏が凶弾に倒れるまで現地取材をしたもの。これに中村医師ご自身の言葉をナレーションとして構成されている。中村氏の言葉は、本に書かれているもので一度は読んでいるが、こうして映像とともにゆっくりじっくり語られると、その言葉の重さが身に染みる。
自然に逆らわずに、人々が協力し合って生きることを追求する。中村氏はアフガニスタンでそのお手伝いをすることに命を懸けた。
親日だったはずのアフガニスタンの人々が、その中の一派が中村医師を銃撃するような動きになったのは、氏の意思が十分に理解されていなかったというより、2001年9月11日のやらせ疑惑の同時多発テロ以降「テロとの戦い」などという漠然とした掛け声で、首謀者とされていたオサマ・ビン・ラディンをアフガニスタンがかくまったという理由でアフガン攻撃が始まった。これに日本がいち早く賛同して以来、日本人はもはやアフガニスタンの仲間ではなく敵とみなされてしまった。これが中村氏銃撃の根本原因だ。
中村氏の氏は「国葬」どころではない。国連を挙げての葬儀をしてしかるべきと思う。
この映画は、機会があればすべての人に見てほしい。英語版も作られるといいと思う。