認知症はこうしたら治せる
本は買わないと言いながら、こういうものは買う。本を買うというより情報を買う感じ。岡崎の家と姉をどうするか考えるのに必要。
認知症を治す薬は無い、というのが定説らしい。デイケアセンターにボランティアに行っていたころは、認知症で来ていると思われる方々に二胡を聞いてもらっていた。この1年はコロナで中断。そのころ薬を投与すると次第にウツになるとか、薬があまり有効でないような話も聞いた。
が、こんなタイトルの本があった。読んでみると一つのサプリメントの宣伝本のようであるが、予備知識は十分書かれていた。
一口に認知症と言っても、アルツハイマー病のほか、他の2,3の原因で認知機能が衰えるらしい。海馬と呼ばれる脳の中で一時的に記憶を蓄える機能が、加齢に伴い衰えてい行く。
結論から行くと、本の帯にあるように「S-アリルシステイン」という成分を摂取するといいらしい。これは薬ではなく、ニンニクの成分だそう。ニンニクを低温発酵させるとこの成分が多くなり、これを抽出したサプリメントが効く、という話だった。
あと、食事で気を付けることは癌の本をいくつも読んだ内容と似ている部分が多い。運動も必要。認知症予防の場合は、考えながら体を動かすことが有効で、そういう運動をコグニサイズと呼ぶらしい。
これらから認識したことは、脳の衰えを治す特効薬はないが、サプリや食事や運動で脳の神経細胞を補完することはできそう。
姉の件で急にこういうことを調べるに至ったが、自分自身の脳の海馬も小さくなっているはず。今は物忘れを防止する方策を考えるだけの余裕があるので、今のうちに、今から、遅いかもしれないけどできることをやっていくしかない。
ということで、岡崎はすぐに施設の心配をする前に普通の暮らしが健全に遅れるように、今まで足が遠のいていた点を反省して、頻繁に出かけながら父母が晩年を過ごした家を整えることからやってみようか。
認知症の人が集まるデイケアエンターで、一緒に仕事をする取り組みをしているところがあるのをたまたまTVで見た。認知症と言っても怪我や脳梗塞などが原因の場合もあり、ケアする方もされる方もなかなかいい状態そう。
それはいいとして、年齢を経て所謂”頭が固くなる”という程度で、社会生活はできるが、柔軟性のない脳みそで社会に迷惑をかける場合が見受けられる。自動車運転能力の不備による交通事故もその端的な例だが、他にもいろいろある。こういうことに対する、支援とか防備とかいう仕組みを整えてゆく必要が出てくる。
病気と診断されないと介護保険での対応とかもできないのではないか。病気前のちょっと変段階で、事故やトラブルが起きないようにすることを考えないと。