池袋暴走事故で、二人の命を奪った飯塚某は、今も自分に過失が無かったと言い張っているとの報道がされている。一方、トヨタ自動車はプリウスに欠陥が無かったと表明している。
トヨタ自動車は、今や昔のカローラのように国民車の地位を確保したプリウスに欠陥があるということになれば、売り上げに影響するだけでなく、たくさんのユーザーに不安を与えることになるので、ちゃんと調べて責任ある発言をしている。はず。
一方、加害者で無責任男の飯塚某は、運転に誤りは無かったなどと言い張っている。平行線のまま事件を終わらせていいのか。
飯塚某が、運転操作に誤りが無いとの発言は誰も検証することができない、主観の問題であり、本人がそう信じ込んでいるということは、認知症の問題がある。と考えるのが妥当であろう。
認知症の社会悪の最たる事件。このままでは被害者は報われない。
認知症の人間が起こした事件は、本人の責任を問わなくていいのか。そんなことになったら社会が混乱する。酒乱が意識を失って起こした事件の責任を問わないのか、ということと同じになってしまうのでは。
そこで、まず飯塚某に対しては認知症の検査(あらゆる検査)をすべき。そして認知機能に問題があるということになれば、本人の言うことは信頼できないという前提で裁判の裁定は行われなければならない。この事件の被害者を支援するにはそこまで追求する必要があると思う。
一方、再発防止という意味では、現在高齢者ドライバーに対して免許更新時にテストをやっているらしい(自分もそのうち体験するだろう)が、その内容が十分だろうかという点で見直す必要もあるのではないか。簡単な認知検査や実技の確認だけでいいのか。認知症は個々の症例でずいぶん内容が異なるだろう。病気はすべて個体ごとに発症状態が異なるのでは。
そうなると、個々の病歴なども勘案してテストの深度を調整するとか、できるだけ実情を把握できる検査が求められる。そうなると、やれ個人情報だなんだという問題があるという意見が出る。しかし、認知症が社会に対して危ないものだ、という認識が広まれば認知症患者を、放置していいのかどうか、運転免許だけではなく生活全般の管理とケアが必要になる。ケアマネと言われる人の仕事だろう。
自宅で社会生活を送るにしても、火を使う料理をさせていいのか、運転をしていいのか、凶器になるものを持つ仕事をさせていいのか、資産の管理ができるのか。
飯塚某は、高齢で運動能力も反射神経が衰えていたにも関わらず自動車を運転していた。そういう状態で死亡事故を起こし、自分の誤動作も認知できない。
高齢化社会の大きな問題。
ところで、専門家の動画によれば認知症を改善するためにやることとして三つあげられていた。
1.小麦を控える
2.白い砂糖をやめる
3.認知症の薬もやめる
三つ目の薬は、もっと具体的に確認しないと、最近アルツハイマー病の新薬が開発されたとかいうニュースもある。アルツは認知症の一種であり、アルツハイマー病に効く薬がすべての認知症患者に有効であるということはない。
薬を投与された患者はうつ病状態になって、静かにはなるが却って病状は悪化するという話はよく聞いた。うるさいから薬で静かにさせるという処方ではこうなる。
1.の小麦は、パンが良くないとも言える。これはパン屋さんのダメージが大きいかもしれないが、小麦に含まれるグルテンが良くないらしい。パンのふくらみや柔らかさを出す成分が、腸のひだに張り付いて消化吸収を妨げる。それを排除しようとする免疫細胞の活動が活発になりすぎると、腸に穴をあけるということらしい。
和食が健康にいいとされる一つに、パンでなくご飯を食べるということも含まれている。玄米がいいのだが、玄米でなくともパンよりはいいらしい。自分も日ごろは玄米を常食するようになったが、うな丼は白いご飯に乗せて食べたい。てな感じで時々は、主に外食時は銀シャリを楽しませてもらっている。