東日本大震災から9年が経ちましたね。まだ避難生活を続けている人たちがいることを忘れてはいけない。
双葉町ですか、避難指示が一部解除になり元の街に戻ろうという人もいれば、本当に戻っても大丈夫なんだろうかと疑う人、すぐには戻れない人もいる。
実態を鑑みると、線量は高いまま基準値を緩めて大丈夫なことにして避難民を返し、避難手当も打ち切りという状況ではないだろうか。
このニュースを見る限り、オリンピック開催のために復興を見せかけるため。とズバリ語る避難民もいる。そういうことなんだと思う。
さて、コロナ対策のおかげで出かけることが少なくなり、本を読む。
この本はちょっと変わった本。日本AST協会とあるが、執筆者の名前がどこにもない。もともとは東京新聞の本の広告にあった。なのでおかしい団体の本ではないと思う。ASTとはAstral(星気体を意味するギリシャ語の造語)の略称ということで、気功の推進団体らしい。本部は静岡県の掛川にあるらしい。
気功は、自分は呼吸法として理解していたが、これは手から「気」を発して病気を治すことができるというもの。
ずいぶん昔、そういうことをする人の訪問を受けたことがあったのを思い出すが、普通は「まゆつば」として受け流されるところ、この本は丁寧に解説をしている。
付録には、全国のこの系列の気功の治療所が載っている。研修を受ければ誰でもひとに施術ができる気功師になることができる、というもの。同じ発行元から類似のテキストのような本や紹介本が何冊かでている。
自分は癌の侵攻を抑えるのに、呼吸法も確かに功を奏していると思っているので、そういうことが立証されている本かと思って手にしたのだが、法輪功的な効果をうたった気功推進団体の解説書だった。
書かれていることが本当なら、研究の余地はある。はなから「まゆつば」扱いするかどうかはもう少し確認してからにしようかと思う。
現代医療を否定する内容ではなく、効果確認には病院検査が必要で、癌の場合抗がん剤治療の副作用を軽減する働きもする。もとより癌そのものの治療もする。
見えないものを信じる心がないと、確認しようという考えも浮かばない。見学は東京なら品川、または静岡の掛川でできそう。見学会の資料だけ取り寄せてみようと思う。
自分のためのがん対策は、やるべきことはみな承知しているつもり。徹底して行うかどうかというところだとおもっているが、この本の言うように手から「気」を発して他人の病気を治すところまで踏み込むかどうかは見てから、実体験者にあってから。