梅原猛氏が93才で亡くなった。その前には、家政婦さん役で知られた女優が亡くなったし、昨年来著名な人たちが亡くなっている。
９３才と言えば、平均寿命を越しているので、早死にではなく仕方がない。梅原猛氏は、９条の会設立の呼びかけ人の一人だった。哲学者ということだったせいで敬遠してのか、その著作を直接じっくり読んだことは無かった。間接的に氏の言葉が引用されたり意見が出たりしていたのを目にする程度だった。
しかし、新聞の評伝などを読むと、共生だとか、調和だとかいう言葉が本来の日本を語る言葉とされているように見える。難しそうでも敬遠しないで少し読んでみよう。と思う本が次々出てくるので、断捨離が進まない。買わないで図書館という方針を持ったものの、通販の便利さにはまける。地元の本屋で、と思っても欲しい本が置いてないケースが多い。
ともあれ９条の会。今年こそその活動が一層活発になって、改悪を阻止しなくては。梅原氏曰く「憲法は日本の伝統に沿ったもの」ということだが、それがどういうことを意味しているのか。よくよく日本という国を知らなければ理解できない。
良心に根差した知性。知性を磨けば、今の日本の方向性がおかしなことになっていることに気づくはず。
今日も犬HKが内閣支持率が上がったなどと、疑惑のアンケートを無駄に放送していた。耳障りのいい言葉で、政権をよいしょするような評論家とか、９条の会が戦う相手は多い。無関心層にわかりやすく、本来の日本人ならどうすべきかということを語らなくては。語り部を一人失ったということか。遅まきながら、もっと勉強しようか。二胡も弾くけど。
