天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

新聞のコラム 「税」と「検定」

 やっぱり原稿書くのは朝がいい。なんて言えるのは、ヒマ人か文筆家のどちらか。しかし頭がさえているのは確か。

 で今朝は、東京新聞の「本音のコラム」について。今朝のコラムは、今年になって登場した青山学院の学長の三木義一さん。ダジャレが好きなオヤジって感じがする。今日のタイトルは「つかんだら離さないぜぃ~」。語尾を「税」とかけている。

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 311以降の復興税の期限が来るので、別の税目にすり替えて徴税を続けるという、政府の汚いやりかたを皮肉っている。と同時に、集めるならちゃんと、名目通りの課題に効果のあるように使えよ。と言っている。

 そもそも復興税が、不適切に使われたことに対する追及はどうなったのか。誰が責任を取ったのか。うやむやのまま、その税金使用の恩恵に与ったやつがいる。政治家と官僚の連係プレーでそういうことがまかり通っている。日本てそういう国なんだ。バカなネトウヨ達は、こういうことも知らないでいるんだろうな。

 ネトウヨと言えば、昨日のコラムも面白かった。

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 この斎藤美奈子という人の文章も面白い。いつも楽しく読ませてもらっている。

 まずこの「ネトウヨ検定」というタイトル。何でも「検定」にしてしまう風潮を皮肉っている。自分も今年、二胡検定と中国検定を受けた。そこで一定のお金が動いて経済活性化に貢献している。ともいえるが、本当に検定として必要なことなのか?と言う視点では検定乱立気味だろう。

 マナー検定とか、いらんだろう。マナーなんて、大人になって社会に出るときに身に着けるのが当たり前だろう。マナーのなってない大人が増えてきたので、こういう検定ができるのか。受ける方の心情としては、この検定でいい点とっていると、自分はマナーがいいのだ、と自己満足。自己満足で終わっていればいいが、スノビッシュになってしまうと逆効果。

 で自分は今まで、語学検定は英語、中国と色々受けてきた。語学は、学習の到達目標だったり資格試験ではないが、就活に役立つ場合がある。そもそも検定はこのレベルで良かったのでは? 漢字検定あたりから為にする検定試験が増えてきたように思う。

 漢字なんか、日本人の教養だろう。アベピョンのように漢字が読めない「無知」な大人は、世間からバカにされておしまい。というだけのこと。それすら意に介さない「無恥」がのさばる政界っておかしいだろう。

 ともあれネトウヨ検定。ここでは、ネトウヨにも種類やレベルが色々あるので、検定試験で分類してみたらどうか、という強烈な皮肉。

 そもそも「ネトウヨ」の語源は、「ネット上の右翼」という意味のことが略されたと自分は解釈しているが、あたっているだろうか。だが今やネット上だけでなく、ヘイトスピーチをして歩く輩たちもネトウヨと呼ばれている。右翼的な発言をするノータリンのことを総称しているようだ。あえてノータリンとしたのは、「本物の右翼」と称する人たちはさほど軽率な行動はとらない。真面目に国を思い、日本文化を尊重する立場にいる。ま、日本文化と言った時には、そのルーツはすべて中国伝来であるが。

 で、狭義のネトウヨは、ネット上で政権擁護の書き込みや、政権に対する異議を見つけて妨害する者たち。それでお小遣いもらっているということもあるらしい。誰かに頼まれて選挙妨害をしてお金をもらうチンピラ暴力団と同じような発想で行動しているということか。

 最後に、自分は「二胡検定」は上級を目指して続けたい。実力の客観評価にはいい。ただ面白いのは、二胡検定が複数あることだ。つまり検定でお金を稼いでいる人たちが複層しているってこと。自分は縁あって第1回を受けた、基準がハイレベルの本家中国中央音楽院の東京での出先検定でいく。

 「中国検定」の方は、日中友好協会の活動として、おつきあい参加をしたが、客観的に言えば中国についての細かい知識を知っていて何なの?という気がしないでもない。意味があるとすれば、受験者の誰かさんが言ってたが、ボケ防止くらいか。

 東京新聞の「本音のコラム」は面白い。