天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

久々の市民憲法講座と中国茶(その11)など

 市民憲法講座に行くつもりをしていた土曜日(26日)、直前に二胡関係のイベントが無料であることを知って、両方に出かけた。

 二胡のイベントとは、許可(中国語読みでシュイク)というクラシックの演奏で定評のある演奏家が何かしゃべって演奏するというものだった。場所はONKYO BASEというオンキョーのアンテナショップみたいなところ。JRの列車が通るガード下が、綺麗に整備されてこじゃれたショップ街になった一角。

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 この人は、高い音でクラシックを弾くのが定評。彼がクラシックをやるのは、二胡を世界に知らしめたいので、オーケストラの仲間として演奏できればヨーロッパで受け入れられると考えた。目論見は当たったといえる。他の二胡奏者との差別化戦略だ。

 日本に来ている二胡奏者は、日本二胡振興会とかなんとか群れを作って協力し合うが、その点彼は差別化戦略のため、一匹狼的な動きをしているように見える。私の先生もどちらかというとそのタイプ。古典ではなく、ジャズピアニストと組んでいるのが特徴。

 ともあれ、ここに6時近くまでいてから春日の文京区民センターへ移動。ちょうど市民憲法講座が始まる時間だった。講師は共同通信社の太田昌克氏。テーマは

「日米核同盟と沖縄、そして朝鮮半島」というもので、今まさに問題になっている事柄の歴史的背景と裏話を手持ちの写真も見せながら話してくれた。

 昨年の6月18日に、シンガポール米朝首脳会談が行われた。現在、2回目を行うべく準備が始まっている。場所の候補は、ベトナム、モンゴル、ストックホルムが上がっているらしい。ストックホルムは、地理的にちょうどアメリカと北朝鮮の真ん中になるらしいが、北の飛行機がそこまで無事に飛べるかという問題がある。

 シンガポールの時は、金正恩は中国の飛行機を借りて、機材などは自国の飛行機で運んだと言うことだった。また、シンガポールでの費用は実はシンガポール政府が国際貢献ということで負担したが、大変高額になり、もう市民の税金をそういうことに使ってくれるなという声が上がり、またシンガポールということは無さそう。

 まあ、どうでもいいことも含めて色々話が聞けたが、斬新な考え方とか分析や主張というようなものは無かった。あくまでも一般受けするジャーナリズムの世界からは出なかった。

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 ということで、帰ってからくつろいだお茶はこれ。「六安瓜片」という名の緑茶。池袋で会った広州からの訪問者のお土産にいただいたもの。安徽省西部の産で、唐代の詩人李白がほめたたえたと言われる。飲んでみると、日本茶に似た味わいで、日本茶よりもどっしりとした深みがあった。

 自分では今まで買ったことが無い、初めて飲むお茶だった。カテキンが多く虫歯にいいという。瓜片とはひまわりの種(瓜子)に茶葉の形が似ていることからこの名がついた由。いいものをいただいた。劉さんに感謝して、しばらく味わわせていただきます。