天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国琵琶の調べ

 「中国琵琶の調べ」という催し物に行った。
 立命館孔子学院というのがあり、立命館東京キャンパスで中国理解講座を開いており、そこでこの企画が行われた。



 いつも行く新宿の孔子学院で、案内のチラシを見たのがきっかけ。京都の立命館大学に東京キャンパスがあるのをはじめて知った。それがどこかというと、東京駅に隣接したサピアタワーの8階だった。随分アクセスのいいところにあるもんだ。社会人のための講座を行うには便利なところ。家賃もお高いのではと、余計な心配をするが儲かっている大学なのかな。
 ともあれ中国琵琶。早く行ったので最前列の端に座って、間近で聞くことができた。奏者は叶桜という大学生。元々京都の人で、今年から東京外国語大学の中国語学科の学生となり1年生。ということは18歳。琵琶の腕前はただただ驚くばかり。とても一台の楽器で演奏しているとは思えないところとか、どうするとあんな音が出るのかと思うほど。
 それもそのはず、お父さんが中国出身の琵琶奏者である葉衛陽という人で、3歳から父について習い始めた由。18歳の若さでも15年やっている訳だ。しかも幼い吸収のよい時期に本物のプロに教わったのだからうまいはずだ。中国の琵琶奏者にも負けないレベルだと思う。
 自分は60を過ぎてから二胡を習い始めたのとは訳が違う。琵琶がいくらすんばらしいと思っても、自分でできるレベルではないことは明らか。されば二胡だけでも技量を磨いて、こういう楽器ともコラボできるようになればと思う次第。
 この日は、お父さんの葉氏が京都から駆けつけて、プログラムに無い二重奏と、写真の太鼓をもって一緒に演奏してくれた。
 写真の太鼓は、蛇皮を張ったもので、手鼓というらしい。ウイグル地方の楽器ということだが、広州の楽器屋さんにあるのを見たことがあるが、実際に演奏に使われるのを見たのは初めてだった。
 演奏している間中、父親の温かい目が桜さんを見守っていた。
 若い彼女は、終わってからの質問に答えて、将来は琵琶でいろいろなジャンルに挑戦して、色々な楽器とコラボしたいと夢を話してくれた。なんか二胡でいろいろなジャンルに挑戦中の私の先生と同じようなことを言ってるなぁ。そのうち二胡との共演で実現するかもしれない。