天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

International 振り込め詐欺

 相変わらず振り込め詐欺の被害が続いているらしい。私の遭遇したのはInternational版の振り込め詐欺。ちょっとご紹介しておこうかな。
 私が受けたのはFacebook messenger 経由で二件あり、友人は出会い系サイト経由でらしい。
 まず、1件目はドバイの銀行員と名乗る男性から。
曰く、私の名前を見たら、オーストラリアの地震災害で死亡した日本人と同じで、その日本人はドバイの銀行に隠し預金を持っていた。しかし死亡により引き取り手が無くなり、家族とも連絡がつかない状態。そのままにしておくと、銀行の上司が着服するので、正規の引き取りてとして名前を貸してほしい。ということだった。ついては何割かをお礼として支払うので口座番号を教えろというものだった。
 相手の銀行は実在する銀行で、そこのマネージャークラスの肩書を持っているという。最初は何事かと思ったので、しばらくやり取りをしたが、別に余分なお金が欲しいわけではないので、怪しい話に乗るのをやめた。

 次はシリアかどこか、中東の女性。はじめにメッセージが来た時は本物かどうかわからないが顔写真も出ていた。曰く、私は女医だが夫が事故で亡くなった。今の国の環境には満足していないので、前から日本に行きたかった。Facebookであなたを見たら、素敵な方なので日本に行って一緒に暮らしたい。来月には病院をやめて日本に行く。てな感じ。まだお金の都合をしてくれという話になる前に、こちらから向こうに行きそうな返事をしたら、やばいと思ったかやりとりが途切れた。
 いずれも2,3ヶ月前の事。そして最近、独身になっている友人から結婚がらみで相談があるというので、会って聞いてみた。相手はロシア人。出会い系を見ていたら、カタカナの日本名的なニックネームの女性。住所が近かったが実はロシア人ということがやり取りして分かった。相手は30台後半の女医さんという。(私の場合と同じ)写真も送ってきて美人。言葉はへたくそな日本語。日本に行きたくて日本語を学習したという。今時外国語にはネットで変換できるので、本当かどうか怪しい。強烈な愛情表現にあふれたメールが来ている。
 この段階で相談を受けた。実はネットで知り合ったロシアかウクライナ若い女性と結婚した高齢日本人を知っているので、あながちウソだと言うこともできなかったが、まず会ってみることだなと言いながら、真面目で誠実な友人なので、ただ日本に来たい女性で、うまくいくといいなと思ってしまった。
 しかし、しばらくして日本に行くためにアパートを売った。そこにお金を振り込むので口座を教えろと来た。教えた口座に振り込み手続きをしたと言って、その額が1万7千ドル。銀行の手数料が5%引かれると書いてある。が、しばらくして売却のさいの税金を払ってないことが分かり、銀行口座が凍結されてしまった。13%の税金を払わないとお金を下ろすこともできない。アパートは売ってしまって住むところもなくなった。何とかしてくれないかという。
 そこで色々調べてみると「ロマンス詐欺」というのに手口がそっくり。真面目でやさしい友人は、相手の言うことが本当ならかわいそうで、お金を送りかねない雰囲気だったが、この記事を見て納得。様子見しておくことにした。
 ネットで海外とつながると、情報量は各段に増えるが、こんなこともあるのでご注意ください。