天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

枝野幸男、魂の3時間大演説

 先の国会の終盤で提起された内閣不信任案の提案演説が本になって出版されたもの。

 今日の新聞では、経済産業省が公文書に「政治家の発言記録を残すな」という指示が出ていると報道があった。しかもこれは、内閣府の示唆があったようだ。もう日本は壊れている。壊したのは安倍内閣であることは明確。で内閣不信任案が出るのも当然。
安倍内閣が不信任に足る七つの理由」としてある事柄を列挙してみる。
1)高度プロフェッショナル制度の強行
 これが最初に来ているのは、裏付け資料がねつ造であったことが発覚しているにも関わらず、採決した直後だったからだ。
2)カジノ法案の強行
 これも最近のこと。西日本が自然災害に困窮しているさ中に、日本を売るようなことを強行採決した。
3)アベノミクスの失敗
 これは、単にアベノミクスが失敗に終わったと指摘するだけでなく、経済政策として格差解消の問題等をあげているところが一つのビジョンの提示となっている。
4)政治と社会のモラルを低下させるモリカケ問題
 この問題はモラルの問題だけではない。国費、血税を私物化した重大な犯罪(国家反逆罪)に当るとする識者もいる。
5)ごまかしだらけの答弁。そして民主主義を無視した強行採決
 国会での野党の質問に対して、正面から答えられていることは殆ど無い。誤魔化すために文書の隠蔽をしたり、今後は冒頭の政治家の言質を残さないようにしろなどと言う。
6)行き詰まる外交と安全保障政策
 特に北朝鮮情勢をめぐって現在進行中の問題。まったく情勢判断ができていない。アメリカのいいなりで、イージス艦オスプレイを買っているが、そういうモノを備える理由が無くなってきている。また無くす方向での外交をすべきところ、コーノのノータリンには無理。
7)官僚システムの崩壊
 官僚の人事権を持って、官僚たちを意のままにし、官僚たちも我が身可愛さにアホ内閣の言いなり。忖度などと言う言葉が流行る日本社会はどうかしている。
 こんな内閣を支持する人間がいること自体が不思議でたまらない。若者の2割は安倍を良しとしているとのnumapyさんのコメントがありましたが、情報操作に幻惑されているとしか思えない。ネトウヨをやめたという若者の反省がやはり新聞に出ていたが、おかしいと思ったきっかけは政府がTPPの方針をコロコロ変えたことだとか。その時点でやっと自分の頭で考えるようになったのだろう。そうしたらおかしなことが次々に見えてきたという訳だろう。
 内閣支持率調査などは、これそのものがウソ。電話回答で、不支持と言いかけるとガチャリと切る。そういう電話を受けたという話が時々聞こえる。
 このデタラメの安倍が石破と総裁選を争う場面にきているが、討論会からは逃げ回り「公正、正直」というプロパガンダは安倍に対する個人攻撃だというから噴飯もの。まさに「公正、正直」にやっていないということを認めたわけだ。
 総裁選は自民党内部のものとはいえ、上記のような不信任理由を並べ立てられる安倍よりは、憲法の問題もスケジュールありきではない、と冷静に論議しようという石破の方がなんぼかいい。党内で安倍が圧勝しようといろいろ企んでいるらしいが、支持率の差が縮まりつつあると聞いてあせっているらしい。自民党の党員の人も、安倍の傍若無人ぶりにはいい加減に辞めさせようという気になってほしい。
 暴力団との関連も明らかにされている。選挙妨害を依頼したが、謝礼をケチったために火炎瓶を自宅に投げられた話。「ケチって火炎瓶」という言葉が流行っている。これがまた総裁になるようなら、日本は終わりに近づいている。