天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

12月8日

 今日の日付を見て、日本が日中戦争から太平洋戦争に突入した日だということを、今やどれくらいの人が思うだろうか。
 この日はジョン・レノンの命日でもある。平和の歌を唄って凶弾に倒れたアーティスト。戦争に反対する運動はこのころからあった。当時はベトナム戦争に反対。日本の学生運動もそれを掲げていた。にも関わらず、まだ戦争が絶えない。それどころか、新たに物騒な動きが常にある。日本もいわばその渦中にある。
 無謀な戦争に負けた日本は、二度と過ちを繰り返さないために平和憲法を制定して今日に至る。憲法のおかげで、これまで日本が戦争に直接かかわることは無かった。
 それが安倍政権になってからきな臭い動きが続いている。挙句のはてに、憲法を変えてしまおうという魂胆だ。
 天皇陛下憲法を大切にしてきた。憲法に定められた「国民の象徴」としての在り方を考え、実践してこられた。

 平成天皇の退位する日程が決まった。高齢になって、従来通りの公務をこなすのは大変なので、元気なうちにバトンタッチしたほうが確かにいい。そうでないと定年のない生活が続くようなものだ。しかし一説には、憲法にこだわる天皇陛下を引退させて、改憲ムードを作ろうという政権の魂胆が見えるという。
 嘆かわしいことだが、先日の憲法学習会では市民の運動に希望を託そうという話があった。市民運動を封じ込めようとうのが「共謀罪」だが、運動は続く。
 ジョン・レノンを撃った犯人は、いわば精神状態に異常を来たしていた人間で、今になって謝罪をしているらしい。政治的な意図はなかった。
 音楽で反戦運動を盛り上げることは今もできる。
 写真は、私の二胡ケース。これがなかなか評判がいい。白黒のケースでパンダみたい、という人もいたので、以前集会でもらったシールを張ってみた。これを持ち歩くことで少しでも意思表示ができればと思う。そして機会があれば沖縄の民謡なども演奏して、と。特にさとうきび畑反戦歌だ。これはフォークソングだが、民謡を英語にしたらフォークソングではないの。
 二胡で何を弾いても誰も命を狙わないだろう。今月の16日に稲取二胡を引く機会があるが、そこでの演奏曲にこっそりこの曲を入れておいた。