天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事 神尾哲男著

 この本は、前回のブログでがん罹病のことを書いたところ、umryuyanagi104さんから、これもあるよと教えていただいたものです。表紙のシェフが方が著者の神尾哲男さん。

 私と同じ前立腺がんが進行して、骨とリンパ腺に移転した末期がんの状態から14年経過しているそう。がんの疑いを調べるPSA値が4を超えるとやばいところ、自分は80を超えているが、神尾さんはさらにその倍だったそう。私は骨への移転有無はまだ検査結果を聞いていない。次の金曜に知らされるが、この人の状況を知ってみると何を言われても驚かないような気になる。でも本当は移転してたらガックリ来るかもしれない。
 ともあれ、医者の打つ手がないような状態で神尾さんはもう医者に頼らす、自分の本職である料理で体を改善しようと決めて取り組んだ実績が記されている。
 そもそも最近の日本でがんが増えているのは、日本人の体でありながらアメリカナイズされた食生活をするようになったことと、安全な食べ物が少ないことを指摘している。飽食の時代であり、食品会社が利益の追求のために安いコストで、味だけは人工的においしく見せかけている。つまるところそういったことなどが、がんが増える要因となっているのだろう。
 いずれにしても、この本で奨められているような食生活に変えれば、がん細胞が抑えられるような気がしてくる。いや実際そういう体験談でもある。早い話が、極論するとがん対策は医者いらずということにもなる。とにかくフォローしてみるしかない。影響を受けやすいタイプ。
 お医者さんの本を読んだら、最先端の治療方法でやってもらうかと思ったが、こちらを読むと本来の自然の体の治癒力、免疫力をつけて自力で治すほうが良いように思える。食べ物だけではなく、呼吸法で酸素を効率よく取り入れることも先生に指導を受けているし。
 神尾さんも、本の後ろのほうで「深呼吸が大切」ということも書いておられる。やはりそうなのだ。ただその呼吸は吐くことが大切というところまでは書かれていない。
 呼吸法をまじめにやるようになってから、体調が最悪の時よりは改善しているように思うが、気のせいだろうか。そうではないと思う。これにこの食事療法を加えて、しばらく様子見をしたいような気がする。今度、お医者さんに言うと馬鹿にされるだろうか、それとも同意してくれるだろうか。
 それにしても食事療法は、家族の協力が必要。従来の料理スタンスをすっかり変えてもらわなくてはならない。できるだろうか。