天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

集会参加

 仕事の帰りに、かねて予定していた集会に参加した。早稲田大学有志の会というのが、「立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い」というのを大隈講堂で開催した。この団体は、この夏の戦争法案反対の運動のころからFacebookに出ていたので、国会前デモに参加するときは必ずこの人たちもいるなと確認していた。いつも国会前の正面よりも入り口の交差点付近に陣取っていた。

 今日はとても充実した内容だった。まず顔ぶれから。


開会挨拶 中垣啓 早大教授 早稲田大学有志の会 
第1部(学術編)
長谷部恭男 早大法学部教授 憲法
孫崎享 元外務省国際情報局長
竹信三恵子 元朝日新聞編集委員論説委員 和光大学現代人間学部教授
青井未帆 学習院大学法科大学院教授
第2部(文化・芸術編)
講談 神田香織 「はだしのゲンは安保法をゆるさない」
東京芸大有志の会による新作 歌曲「リベラメ〜あのときの大学生達に捧げる歌〜」
 あのときというのは、学徒出陣の走行会
第3部(現場編)
山口二郎 法政大学法学部教授 立憲デモクラシーの会
福山哲郎 民主党参議院議員
田村智子 日本共産党参議院議員
高田健 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
閉会挨拶 小原隆治 早大教授 早稲田大学有志の会
 どの方も、限られた持ち時間の中で要領よくポイントをわかりやすく話してくれた。プロの講談氏の神田香織さんの話を聞くのは二回目だ。今日はノーギャラで参加されているらしい。はだしのゲンは29年間やっている題材とかで、広島に原爆が投下された直後の様子を語りだけで生々しく再現されたのには驚くばかりだった。
それぞれの方々のお話を紹介したいところだが、ポイントを要約すると。あのひどいやり方で通した法案は、まだ軍事法体系のほんの一部であり、まだまだ出てくる。そこで我々市民の団結で阻止することができるはず。それをしないと、こうした集会すらできない世の中に逆戻りしてしまう。あれ(戦争法案)は、あれで終わり済んだことではない。民主主義とは市民の継続的な運動そのものであり、選挙はもっと戦略的に一人区で勝ち取ってゆく必要がある。
 運動継続には、今日のように講談や歌なども盛り上げ役になる。ジョーン・バエズのWe shall overcome!も流された。この曲なら二胡にも合うので、練習しておこうか。