天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

民主主義の逆襲

 午前中の二胡のレッスンを終えて、午後から大隈講堂で開かれた早稲田有志の会によるイベントに参加した。
 いつもは交通費節約のために車で行くレッスンだが、今日は都心まで行くので電車賃を使って電車で行った。教室のあるセンター北から、家までの電車賃より高田馬場までの方が少し安い。微妙な感じ。



 二胡を抱えてまで行くか?と思ったが、行って良かった。
 第一部はアーサービナード氏と高畑勲氏のトークで、日本のマスコミはおかしいという話や、トランプが米国大統領選の共和党代表になってしまったことをどうとらえるか、とか、オバマがチェンジ、チェンジと叫んで大統領になったがそのチェンジの意味は、世の中を変えるのではなく、当選したら自分がチェンジしてしまったのだとか。面白かった。
 第二部はミュージック。木村弓さんがドイツのハープを弾き語りで3曲。「埴生の宿」、「いつも何度でも」、「さとうきび畑」。どれも二胡にぴったり。二胡でこういう活動に参加するときに演奏する曲をそろえていたが、さとうきび畑はその第一候補にしてあったが、他の二曲も知っている曲で参考になった。あとピアノ伴奏で2曲歌ってくれたが、むつかしかった。
 第三部はジャーナリストの岸井さんの発言の後、17の大学の有志の会がアイウエオ順にリレートーク。アイウエオ順にすると早稲田が最後に来るしかけか。ここで八王子の市民運動家で、総がかり行動と連帯している菱山南帆子さんもコールをやりに来ていた。彼女は明星大学らしいが、その明星大学からも参加があった。

 有志の会とは、各大学の教職員の有志を中心とした会で、学生に対しての行動を含めて、民主主義を守る動きに参加しているという決意表明や行動呼びかけのような発言があいついだ。最後の主催者側の代表が、いつものように学部の教授ではなく、今日はグローバル企業の役員だと名乗る卒業生が出てきて、話をした。企業人にもこういう人間がいるということをアピールしたかったのかもしれないが、何を言いたいのかわからず、会社名こそ出さなかったが会社の宣伝をしているようにも見えて、今日の場にはそぐわなかった。
 それにしても、つまるところこの有志の会は、次の参議院選挙に野党共闘が勝利することを必達の課題として活動をしている。
 慶応、中央、東大、明治、立教、中央学院、明星、法政、東京学芸大、東京芸術大、東京経済大、国立天文台上智、東洋、武蔵野美術大、成蹊大、創価大。
 印象的だったのは創価大学公明党の議員を多く輩出している大学であり、学校の方針には合わない行動だが、池田大作の教えには沿っているのだとキッパリ。これは学生代表だった。
 国立天文台というのが、台が付くけど大学ではないのに来ていた。参加している理由としては、天文学の発展には国際協力が求められるが、往々にして天文情報は軍需利用に結びついている。そうなると機密情報になってしまう。これはおかしいのではないか、科学の発展を阻害するものだということだった。
 ともあれ、こうした集会やデモは民主主義を守る活動そのものだ。当面自分は参加することで運動に加わってゆく。二胡が人前でできるようになると、活動の域も広がるかもしれない。