天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

犬も歩けば

 昨日、二箇所の医者に行く間の時間つぶしに床屋と本屋に行った。本屋は、いつも行く新宿西口のブックオフ。こういう店はその時々でいろいろと出物がある場合がある。今日足を向けたのは二胡に関する本がないかと探しに行った。普通の本屋さんには、音楽関係の本は雑誌くらいしかない。あとはクラシックかジャズを論じた本が少々。そこへゆくと、ブックオフのような店は過去に出たものが並ぶのでたまに変わった本が見つかる。



 それにしても二胡そのものを書いた本はない。けれども関連するものは無いかと見回すとこんな本があった。捨て置けず買い求める。
「音楽家の名言」と題したこの本は、演奏家に対する戒めの言葉が多いが、最初に紹介されていた言葉にうなった。
「音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。そこにおいては魂が魂に働きかける。」バッハ
 このほかにいくつもの音楽に関する名言があり、音楽ってそうなんだよなあと思わせてくれる。この年になって、演奏することに楽しみを見つけられてよかった。毎日、CDかスマホかパソコンのYouTube二胡の音色を聞かない日はない。
 探しまくって買ったもう一冊の本は、「おわらの恋風」−胡弓の謎を追って−という本。二胡ではないことが中に本の一言書いてある。著者を見ると大学の先輩だった。しかも学部も一緒。政治経済学部なんか出て、音楽を論じる人がいるたんだ。そういうことしてていいんだ。と、そういう感じがした。とすれば、二胡への思いを自分で書いてしまおうというのも、あながち特異なことではないかもしれない。
 それにしても、同じ本屋をぶらつくにしてもずいぶん見る場所が変わったものだと思う。年齢に関係なく、人は変われるのか。やってみるしかない。