天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

長崎の鐘

 昔、学生時代のサークルの宴会でいつも唄われる歌のひとつに、「長崎の鐘」があった。藤山一郎さんが唄っていたあのうた。
 その長崎の鐘の音を、今日はテレビで目にしながら聞いた。
 広島と長崎に原爆投下されてから69年。平和祈念式典の様子をテレビで見た。
 長崎市長田上富久氏は、安倍首相を前に立派な平和宣言を行った。
http://www.city.nagasaki.lg.jp/peace/japanese/appeal/
 被爆者代表の城臺美彌子さんという方の話も、ズバリ福島の問題にも触れて大変素晴らしい主張だった。原発再稼働や原発を海外に売り込むなどということはやめて欲しい、という内容を含むものだった。集団的自衛権の行使で、戦争をする国になるのかとの問いかけも。
 それをじっと聞いていた安倍。挨拶で何を言うかと思ったら、自分は核兵器廃絶にむけた取り組みをやっていると言う。さすがに「核兵器廃絶」とは言ったが「核廃絶」とは言わなかった。同じことであることが分かっているはずなのに。
 また、長崎は原爆の為に壊滅したが見事に復興したことを評価していると言った。不適切な発言ではないか?集会の趣旨にはずれた発言だ。69年もたてば世の中は変るのは当たり前。復興できれば壊滅してもいいのか。福島も復興すれば、事故が無かったことになるのか。
 今日の集会には世界から51カ国からの参加者もいたとか。広島の平和祈念集会も海外からの参加者が最も多かったとか。若い人たち反戦意識も芽生えているらしい。
 いろいろな形で声をあげてゆくことが大切だろう。