天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

2020年

 先日は、古本屋でいい本にであったという感想を持ったが、一方普通の新しい本を売っている本屋は、気をつけなくてはいけない。と思う。
 新しい本は玉石混淆である。古本屋もそうだが、古本の場合には値段と相談しながら買うことができる。古くて傷んでいても、どうしても欲しければ高くても買う。一方、何気なく買って大したことがなくても安ければ諦められる。
 本屋で「2020年の日本」というタイトルの本を見つけた。2020年といえばもうすぐそこ。そこを予測してどうする。その程度の先は自分たちで作り上げるくらいの意気込みが必要。頑張ってゆく延長線上にすぐある年だと言う意味だ。中を見もしないで外に出ると、2020年の旗が翻っていた。
 都庁の近くということもあり、2020年にオリンピックを東京に誘致するキャンペーンの旗だった。前回の東京オリンピックは1964年のこと。高度経済成長の始まりのシンボルのような出来事だった。そして大阪万博。新幹線の流れが出来始めた。首都高速も突貫工事で作られ、そのひずみも出たりしている。
 この時期と中国の2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博が対比して語られる。和諧号と言う名の中国新幹線もその線を広げている。
 1964年の東京オリンピックから50年を経過した。この時期に、原発の問題を抱えるこの時期に、格差が広がる社会となったこの時期に、オリンピックを誘致すると何かいいことがあるのか。景気は良くなるであろう。景気は「気」のものだから、雰囲気を盛り上げてゆくにはオリンピックもいいのかもしれない。
 しかし、2020年を迎えるにあたって、他にもっとすることがあるだろうという感想を持つ人は多い。