回信
中国語で、手紙の返信を「回信」と言う。発音はホイシン。
昨日はその回信を書いた。中国からの手書き手紙への返信なので、やはり手書きにした。これは今や慣れない作業となった。
最近は文章を書くと言えば、大抵はワープロを使う。漢字も機械が出してくれる。注意しないと漢字変換の間違いに気付かずにいることがある。このブログも、少し慌てていると間違った字でアップしているときがある。
中国漢字である簡体字も、発音記号であるピンイン入力で書くことができる。そういう環境に慣れ切った生活をしている自分が、手書き手紙を書くと言うのはなかなかの事。
ちなみに、手紙は中国語では「信」であり、「手紙」という字は中国語ではトイレットペーパーのことだ。これは中国語学習の初期に教えてもらう事柄だ。
ともあれ、ワープロで書いた字を、便せんに写すという作業により、ヘタクソな字の手紙を仕上げた。向こうからの手紙が問題なく届くのだから、こちらからも出しても届くだろう。
しかし向こうからの封筒を見ると、よく届いたと思う。郵便番号は無く、「八王子市」のところが「王子」だけになっている。配達した日本の郵便屋さんが丹念に調べてくれたのだろう。
こちらが書く返信の封筒には、中国の郵便番号も調べて書いてみた。日本ほど細かく番号表示はされていないようだが、一応番号がある。住所は、省⇒市⇒県⇒鎮⇒村の順で表記される。村まであるのは勿論農村の場合だ。
手紙の書きついでに、この前まで神田の中華料理屋で働いていた林(リン)さんが、福建省の田舎に帰っている。そこに電話が通じなかったので、そこにも手紙を出して見ることにした。届けば見つけもの。林さんが帰るときに、住所や電話番号を聞いて「遊びに行けるといいね」と話していたが、手紙が届けばそれが気まぐれではなく、マジかもしれないと思ってくれるだろう。
しばらくは、「手紙で中国語」を合言葉に中国語学習を続けるか。