天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国の出稼ぎ

 中国の農村から都市部へ沢山の人たちが出稼ぎに出ている。これが中国の産業を支える労働力にもなっている。農村から都市に出て、うまくいった人たちはそこに生活の基盤を築いて、都市の住民として定着する。
 しかし、多くの出稼者たちは、あくまでも出稼ぎであっていずれは故郷に帰る人が多い。故郷には年老いた親や子供が待っている。
 中国経済も沿岸部から、内需拡大政策で内陸部の活性化が計られている。そういうことも、沿岸部から内陸にもどる要因になっているのだろう。内陸都市といえば、南京、武漢重慶成都西安といったところだろうか。この附近の農村地域に住む人たちは、この地域で稼ぐことができるようになってくると思われる。
 それにしても、ある程度お金がたまったら田舎に帰るひとが多いようだ。農村戸籍の人は、やはり生活基盤は田舎であろうし、内陸の中小地方都市であれば物価も安ので、沿岸部で荒稼ぎをしなくてもやってゆけるということもあるはず。
 山深い農村の子どもたちは、ほんとうに質素な暮らしで、出稼ぎに出ている親を待ち続けている。ちょくちょく帰れる地域で、そこそこの稼ぎで、皆が楽しく暮らせる社会になって欲しい。