天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

結婚

 ある雑誌を見ていたら、マダガスカルの結婚事情が書かれていた。ある雑誌ってALCOMのことですが、知らない人は知らないかもしれない。アルクという語学関係の会社が出しています。
 でそのマダガスカルでは、正式に結婚と言うことなしに大家族ができるらしい。家庭と言う概念がとぼしく、若いうちに無計画に子供ができて、母親が出産して育てることが多いらしい。一族で集まって支えあって暮らすので、大家族ということになるのだろう。
 してみると、結婚とう形で家族単位に生活を維持して行けるだけで、経済的に恵まれているということなのか。核家族などと言っていられること自体、恵まれているに違いない。
 一方、そういった恵まれた西側社会では、離婚が普通のことになっている。あるいは、法的に席を入れると言うことをしない男女が一緒に暮らし、子供を産んで育てたりする。男女が自由にしている傾向。マダガスカル的な野放図な状態と似ているとも言えるのではないだろうか。
 几帳面な日本人は、結婚と言う制度を護っているが、離婚率は増え、アメリカ的になっていることも事実。
 では、中国はどうなんだろうかというと、主に沿岸部の富裕層はすでに我々と同じいわば西側感覚になりつつある。しかし、農村生まれの人たちはどうなのだろうか。たまたま、農村から都市部に出て来て、子供を育てている女性を3人ほど知っている。中国語での会話なので詳しいことは分からないが、一人は確かに離婚したと言っていた。もう一人は二人の子供を抱えているが、元気に働いている。旦那との関係に悩んでいると言う時があったが、どういう旦那かは分からない。更にもう一人は、田舎に子供がいるので時々帰る生活を送っている。どのケースも旦那を紹介されたことはない。いずれも、かなり若いうちに子供を産んでいる。
 ひょっとしてマダガスカルのような状況ではないだろうかと思っている。平均すれば、まだまだ貧しい生活を余儀なくされている人たちが多いのだ。この雑誌の別のページに、中国都市部の平均年収は25万円。豊かな上海でもこの1.5倍だそうだ。これが農村に行くと年収が6万円弱になる。ただし中国は共稼ぎなので、家庭の収入としてはそれぞれ2倍。親と同居していると4倍ということになる。それにしても、物価が上昇気味の中国で、格差は大きい。農村から都市部に働きに出ている娘さんたちが、普通に結婚して家庭を持てるようになって欲しいものだ。
 一方離婚率も中国では結構有ると聞く。私が見たところ、結構諦めのいいドライな人たちなので、正式に結婚しても性格が合わないからと言って離婚するケースもあるであろうが、元々正式に結婚していないので、色々な事情で離れてしまいやすいということもあるだろう。そう思うにつけ、今の時代の日本人は「幸せ」だ。