天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国のお米

 今朝からメディアでは、中国から日本にお米が輸入されるという報道がされている。日本のお米より3割安いということだ。
 中国のお米が日本に来るのがそんなに新しいことなのか?昔から「外米(ガイマイ)」と呼ばれた輸入米はあった。これが日本の米農家を圧迫していると言われた時期もあった。
 それが今また話題になるというのは、今度は昨年の地震のせいで、いや原発の事故のおかげで、東北地方のお米が食されなくなってきて、不足を生じるようになったからだろうか。
 ともあれ西友が輸入販売するということで、日本のお米より3割安ということだが、日本のお米の値段も色々ある。どのレベルの値段と比べて30%安いのだろうか。日本と中国の物価水準を比べると、その差は10:7ではない。もっと大きな差があるはずなので、3割しか安くならい、とも言える。これは扱い会社の経費と儲けが入るので仕方が無いが、3割が妥当かどうかはわからない。
 問題は、需要があるから供給者が出てくるということだ。安い米を買たい日本人がいる一方、日本の魚沼産こしひかりなどの高価なお米を上海あたりの富裕層が買っている。こういう現象はお米だけではない。日本の林檎などの果物や、高級野菜も高級品としての高値の市場が中国にはある。
 TPPで日本の農業を心配する世論があるが、おいしいものを作れば国外でもそれなりの価格で売れる市場はあり、日本でも安い食料品を求める層がいるということだ。流通を促進させることは悪いことではないように思うがどうだろうか。中国のお米をもっと安く買えるかもしれない。
 ところで中国のお米はおいしくないのかというと、そんなことはない。中国で中華料理を食べるときに「米飯(ミーファン)」といって、小さな椀に一杯のご飯を頼むと、これがよく料理になじんで美味しい。このご飯の上に辛い味の料理をのせて食べるのは最高!
 中国の庶民が行く米屋をのぞいたことがあるが、色々なお米を売っている。いわゆるロングライスと呼ばれるタイ米もようなものから、小粒のお米とか、色とサイズが色々あった。私は小粒の米が中華料理にあっていると思う。
 ともあれ、人も物ももっと行き交うようになればいい。