地球温暖化
久々に宇沢弘文さんの本を読んでいる。題して「地球温暖化を考える」という新書。先般南アフリカのダーバンでCOP17が開催されたところなので、興味深く読んでいる。この本自体は1995年の初版なので、16年も前の本だが、内容は全く今読んでも勉強になる。
地球温暖化は、二酸化炭素の増加によってもたらされるもので、その原因は化石燃料の消費と、熱帯雨林の減少である。当時このことがはっきり書かれていて、これに対する対策が容易ではないことが述べられている。
COP17というのは、この問題を地球に住む我々全体の問題としてとらえ、色々と環境保護のための取り決めを話しあう場である。しかし、各国の利害や思惑が絡んでいてなかなか話がまとまらない。
だいたいCOP17というのは以下のタイトルの略で、日本語に訳しても更に長ったらしい。これだから話がまとまらないと言う訳ではないだろうが、分かりにくい。
The 17th Conference of the Parties (COP17) to the United Nations Framework Convention on Climate Change (UNFCCC) and the 7th Session of the Conference of the Parties serving as the Meeting of the Parties (CMP7) to the Kyoto Protocol
「気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)および京都議定書の締約国の会合(CMP7)としての役割を果たす締約国会議の第7セッションへの締約国第17回会議(COP17)
京都議定書というのは、1997年に京都で開催されたCOP3において採択された気候変動枠組条約に関する議定書というものだ。これは温室効果ガスの削減目標を各国別に定めたものだが、この目標達成をめぐっての論議が続けられている。
宇沢弘文さんのこの本は、京都議定書の採択前に書かれているので、ちょうどそのような論議が起こっているさなかに問題を分かりやすく整理されたもののようだ。これを機に、政界でこの問題に対してどんな取り組みと論議があるのか、少し勉強してみようか。
ところで今日は忘年会第四弾のような感じで、焼き鳥⇒広州ワンタン麺コースを行った。焼き鳥やは色々あるので、都度違う店に行くが、そのあとはここ広州市場というお店。今日もお客がいっぱいだった。
今週はまだまだ続くので、飲み過ぎ食べ過ぎに注意。身体保重。
地球温暖化の問題とは何の関係もなく、今日も新宿界隈はにぎわっていた。北朝鮮の問題があろうとなかろうと、我々庶民生活は淡々と続く。今日はタンタン麺ではなく、わんたん麺だった。