天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

車検あと何回受けるかな

 早いもので10月も終わり。今日はハロウィーンということで、孫たちには鬼滅の刃のコスプレを渡してあるが、楽しんでいるかな?渋谷では密を避けるということで、自粛要請が出ている。バカ騒ぎが終わるといい。

 10月には車検を受けた。最後の新調かと思いつつ買い替えた車がもう3年経つ。やっと乗り慣れた気もするので、あと2年は車生活を続ける。免許返上はいつかと考えながら、現在の生活環境が変わらなければ乗り続けたい。

 車も技術進歩が目覚ましく、乗り始めてからずいぶん変わった。昔はクラッチを踏んでギアチェンジしながら加速していたものだ。カーナビやETCも今や当たり前のように装備しているが、昔は無かった。どこか初めての場所に行くときは地図を買って確かめてから出発したものだ。エンジンも静かに長持ちさせようと、頻繁に自分でオイル交換をしたものだが、今やディーラーの整備任せ。

 今の車で便利なのが、クルーズコントロールとかオートドライブとか呼ばれる機能で、一定速度に設定して前を走る車を追随しながらアクセルとブレーキは自動でかかる。ハンドルだけ握っていて、赤信号や危険を察知したらブレーキというだけでよいので楽。渋滞した時は威力を発揮する。楽なので、もうしばらく乗れそうとは思うが、世の中ではブレーキとアクセルの踏み間違えの事故が多い。

 昨年中国旅行で一緒だった高齢者が、80過ぎても仲間を載せてドライヴ旅行をしている話を聞いて、危ないなあと思ったら、その方はオートマには乗らないで、マニュアル車なので大丈夫なのだと話していた。オートマという言葉など、すでに死語だと思うが今でもマニュアル車は販売されているらしい。中国に行くとタクシーがほとんどVWのマニュアルが多かった。確かにマニュアルなら、加減速や前進後進もアクセルだけでなく、クラッチとシフトレバーを使うので誤操作が発生しにくい。とは思うがゼロではないな。

 あと、エンジン性能も良くなった。昔は燃費を気にして「リッター何キロ走るか」というのも車選びのポイントだった。それが今やハイブリッド時代になり、ガソリン消費量が減った。そのせいでかGSも減ったように思う。

 自分も燃費を気にしているが、ハイブリッドは電池の製造段階で大量のエネルギー消費をするので必ずしも環境に良くないという話を聞き、ハイブリッドにはこだわらずクリーンディーゼルを選択している。今やリッター90円台で入れられる。

 技術はさらに進歩し、自動運転車の実験が行われているし、中国のシンセン市ではバスやタクシーはすべて電気自動車、という具合に地球温暖化への配慮が進んでいる。

 ということでガソリンエンジンディーゼルエンジンは早晩終わりが来る。日本の産業はトヨタ自動車を筆頭に、自動車製造業が経済のけん引役だった。

 アメリカもかつて、鉄道網を整備する代わりに道路を走る車産業を育てた。GMやフォードは日本やドイツ車にトップの座を譲ることになったが、自動車文化はアメリカ発のものだったと言える。その点、遅れてきた中国は自動車産業はほとんど外資との合弁で、今や高速鉄道網が広い国土を縦横に出来ている。

 これから庶民の足はどうなるのだろう。中国の都市部では1元で乗るバス網が発達しているが、これが二酸化炭素を排出しない乗り物で運営されるのか。個人で車を持つ時代が終わるかもしれない。「コモン」という市民の共通資産で、乗りたいときに行きたいところへ向かう路線に乗ればよいという具合になるか。

 自分の生きた時代は、モータリゼーションで経済が活性化したものの、地球温暖化などの環境問題などで自動車文化に終わりが来るという、一連の流れを経験するのだろうか。資本主義も終わりが近づいている。そのあとをどのような社会にしてゆくのがいいのか、心ある識者が論議を始めている。

 学術会議なるものは、本来的に未来のあるべき社会の姿を論議し、そこへの道筋を政府に提言するというのが正しいありかただろう。アセアンもアルゼンチンも区別がつかないような低レベルの政治家が、学術会議のメンバーを選択するような国は世界が相手にしなくなる。