分断社会
分断の時代、という言葉がピタリの雰囲気になってきた。
大阪都構想についての住民投票は、反対が多数で現状通りとなった。この投票は2度目。2度とも都構想は否決された。仕掛けたのが現在の大阪市長と知事。二重行政を回避と言いながら、何がメリットなのかよくわからない。山本太郎氏が思い切り反対の街頭演説をやっていた。コロナで大変な時に訳の分からないことで、住民を騒がせて何しているのか。
取り合えず否決されてよかったが、票の差は僅差。つまりどこまで納得してたか分からないが賛成していた人が相当数いたことは確か。賛成、反対で住民を二分する戦いになった。無駄なことした責任を取って、松井市長は任期満了で引退宣言をした。
次にアメリカ大統領選挙。今日の夕刊では民主党のバイデン氏が有利。しかしトランプはいろいろとイチャモンをつけて、郵送票は無効だとか何とか、決着がつくのに時間がかかるらしい。変な話だがそういうことになるらしい。
こちらもどちらが勝利しても僅差の勝負だ。アメリカを二分している。とらんぷは「アメリカファースト」と言いながら、企業を守り、弱者は一層暮らしにくくなる。人種差別も相変わらず。コロナ対策もなおざりで、自分が感染している。
日本の国政もひどい。憲政史上最悪と言われたアぺが仮病で逃げ出し。自民党は正々堂々と党員選挙もしないで、アぺ路線を引き継ぐというガースを首相にした。菅は、日本学術会議のメンバ―選定に際して、自分たちの意に沿わない6人の学者を任命拒否した。国会で野党が追及しているが、徹底的にやるべきだ。
この問題は、現政権の体質を如実に表している。民主主義とはかけ離れた独裁が許されると思っている。任命拒否理由を追及されている菅の答弁は、筋が通らない単なる言い訳でしかない。それで済ませると思っているところが最悪。この態度は、何かもっと重大なことを決めるときも同じように望む。
そもそも安保法制は憲法違反だと、心ある学者は今でも指摘する。こんな政権でも支持する輩がいることが日本の現実。小金を持っているヤツは手前の利益だけ考えるし、貧困層は、日々の生活に追われて政治に無関心になりがち。親方日の丸的考えが処世術だと思っている。日本も分断されている。