天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

眼のこと

 昨日は朝から眼医者にいった。会社の眼の検査で、そうとう弱っていると診断された。片目(右目)の視力が急激に落ちたようなので、眼鏡屋でレンズを調整してもらいに行ったところ、前に眼鏡を新調してからそれほど経っていないのに片目だけ進むのはおかしい、と言ってまず医者に行くことを勧めてくれた。
 そういう訳で眼医者に行ったのだが、大きな大学病院の眼科なので一日仕事となった。検査や診察はすぐに済むが、待ち時間が長い。おまけに眼の瞳孔を薬で開いて検査をしたので、瞳孔が元に戻るまで運転は禁止。車で出かけたので、そこから5時間はダメと言われた。
 診断のほうは、年齢と共に出る症状で大したことはないことが分かりひと安心。当面は眼鏡で調節し、ひどくなったら手術で治るらしい。安心して病院から眼鏡屋へ車で行った。5時間を経ないで出発したので、信号がまぶしく、よくよく注意をして行った。
 百貨店の中にある眼鏡屋なので、となりの本屋さんなどで時間をつぶして瞳孔が戻るのを待ってから行った。医者に行ったことを伝え、レンズを選ぶべく視力検査をしたところ、まだ瞳孔が開いたままだったので「また別の日に来てください」と言われてしまった。良心的な眼鏡屋というべきか。
 仕方なく、また本屋にゆくと曽野綾子氏の「老いの才覚」という本が、新書のベストセラーとして紹介されていた。喉から出ている手を引っ込めながら帰ってきた。曽野氏はもう随分前だが、失明を覚悟した状態から手術で治った経験を持つ人だ。
 そして私は今、他の本の合間に曽野氏の「戒老録」と言う本をチビリチビリと楽しんでいるところだ。同じ人による同じテーマの本。「戒老録」の方は曽野氏が老人になる前に書かれた本で、「老いの才覚」の方は、最近というか曽野氏が後期高齢者として立派な老人になってから書かれた文章だ。読み比べてみたい。しかし別に焦って買うこともない。今日読んだ「戒老録」の一説に「慌てないこと。急がないこと。駆けないこと。」と書いてあった。