天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

食文化

 中国食品の汚染問題はあるが、それは置いといて中日両国の食文化について一言。
 私の好きな場所の一つである広州は、「食は広州にあり」という言葉があるくらい美味しい中華料理で有名。なんでも食べるということでも有名。日本では食べないが、中国では食べるというものはいくらでもある。飛ぶものは飛行機以外食べるし、四足は机以外食べると言われるくらいだから。日本では食べるが中国では食べないものの代表は刺身だな。中国には生で食べるという習慣が無いからだ。
 話は中国独特の食べ物。これだ。

ひまわりの種。これは中国で昔から食されている、伝統的な食べ物。幾度かの飢きんを乗り越える中で、食べるようになった貴重な栄養源だったのだろうと思う。中国の少し古い小説にも出てくる。それが何故かウチにもあって、ときどき私も食している。これを好んで食べるのは日本人では少ない方だと思う。私は中国に行くと買って帰るようにしている。池袋に行けば日本でも買えることを発見。
 この食べ物はなかなかいい。外側に味付けがしてあって、口でカラを割る時にその味が口に残り、中の小さな種の味を引き立ててくれる。色々な味があり、夏場はハッカのようにスッとする味のものがいい。何がいいかと言うと、まずお茶受けにもなるし、ビールやウイスキーのつまみとしてもいい。ワインや日本酒は雰囲気が合わない。
 私がこれを知ったきっかけは、広州の白雲山に中国の友人と登った時、山頂の売店で友人がこれを買ってくれて、食べながら休憩をしたのだった。ハイキングのお菓子というわけだ。この時は私は食べ方を知らない。味が付いているので、このまま食べるものだろうと思い、カラごとムシャムシャ食べていた。そうしたら、友人が食べ方を教えてくれた。
 中国人は、昔から仲間とゆっくりおしゃべりなどをするとき、農作業の休憩のときなどに、これをゆっくり噛みながら、ゆったりとお話などをしてきたのだろう。殻つきの落花生を食べるときのように、殻がゴミになるので部屋が汚れるというデメはあるが、モノが小さいのでいくら食べてもお腹がいっぱいになるということはない。種なので、栄養価は高いはずだし、実にいい食べ物だと思う次第である。好好(ハオハオ)。