天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

武漢−広州 新幹線の旅(1)

 乗りました。今回3月の中国への旅は、そもそもこの新幹線に乗るのが目的であった。事前に色々調べたが、行ってみると事前調査と異なることもあった。まずは、広州に入ったわけだが、先に書いたとおり行きは飛行機になった。したがって帰りは必ず新幹線に乗るぞ、と案内役として同行してくれた広州の友人に話して、6日武漢入りした翌日には切符を購入した。3月9日の午前11時40分発の二等の切符。
 6日夕方6時半の飛行機で広州を発つと、8時には武漢の天河空港に到着。この日の宿は中国の友人に任せてあったが、どうするか見ていると、飛行機に乗る直前に武漢の知り合いに電話をしている。宿の予約を依頼しているのだ。武漢の空港到着後、タクシーで漢口の方面にゆく。武漢の知り合いとの待ち合わせ場所にゆく。そこに待っていたのは、広州の二人が勤める会社の人の姉さんという人だった。武漢には表姐がいると聞いていたが、まずはそういう人が登場して、まず皆で食事ということになった。やはり、中国の人は親しくなるべき人とはまず飯を食うということらしい。
 夜も9時ごろなので、1件目の店は出せる料理が限られるというので、一旦座ったが、ここはダメと言って別の火鍋の店に行った。そこからまた電話で武漢の表姐を呼び出している。呼ばれた方は、夜だし渋っている様子だったが、しまいには現れた。髪を後ろにきりりとセットし、赤くて長いダウンのコートを着たなかなかのシャン。
 ともあれ、5人のゆったりとした食事が終わり、会社関係の人が帰ったあと、4人でまたタクシーでやっとホテルに着いた。もう11時。表姐が予約してくれていたらしい。一旦4人で一部屋に入り翌日の段取りなどを話す。私はとにかく、まず帰りの切符を買って、中国銀行でお金を下ろしたい。それから午後4時目処に中南民族大学に行く。と主張。「明白」ということで、やっと休めることになった。庶民系安ホテルなのだが、探してみるとネットの線があったので、繋げてみた。
 さて翌日、切符は漢口の駅に買いに行くつもりだったが、「切符はホテルで買えるから、まず中国銀行に行こう」ということになった。が、まず朝食。昨晩表姐が教えてくれた、人気のある麺の店に行く。券を買うのに並んでいると店の中から当の表姐が出てきて券を買ってくれた。玉子スープもご馳走してくれた。昨夜、彼女の帰り際にホテル手配のお礼のつもりで、日本から持ってきたお菓子の詰め合わせの箱(2000円)を渡したので、色々世話をしてくれるのかな。食事の後、中国銀行のある繁華街に歩いていった。
 そこは漢江路(ハンジャンルー)といって、漢口の歩行者専用道路の繁華街。朝なので、空いている店は少ないが、世界のブランド品の店も並ぶ町。そこを案内してもらいながら、お金を下ろしてホテルに戻る。フロントに切符が買えるか聞いてみると、「ここでは取り扱わない。前面に切符売場がある」との情報。フロントの人の指す方向に、付き添いの友人と歩いてゆくが、それらしいものは無い。道で人に聞くと「まっすぐ行け」という。少し行ってもまだない。もう一人に聞くと「前面」という。とうとう小さな切符売場に到着したが、さすがに中国人にとっても「前面」というレベルより遠かったらしい。ともあれ、そこで11時40分の切符を3枚買うことができた。駅で買うより5元の手数料が上乗せされて、1枚495元だった。
 さて、それから色々あったが、乗る日の9日。実は8日は私は日本語の授業参観で、連れの二人は二人の故郷へ里帰りしていた。8日には戻れないだろうと思ったので、切符を渡しておいて9日に駅で待ち合わせて一緒に帰ることにした。しかし、案の定同行者二人は、11時40分に遅れた。武漢に戻るバスから携帯に電話してきて、遅い列車に切符を変更してくれと言う。あるいは、私だけ先に一人で予定の列車に乗って広州に行き、そこで待っていてくれという。
 この日、武漢は朝から雪が降ったりで寒くて仕方がない。そこで、私は早く暖かい広州に向かいたく、一人新幹線に乗ることにした。