天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

世紀末

 来年は2010年。21世紀になって10年目になるわけだ。10年前は「世紀末」だった。新世紀を迎えて10年。最早新世紀の10分の1が経過ということか(詠嘆)。「世紀末」と言う言葉は、何かこの世の終わりというニュアンスを持つ。今は世紀末ではない。21世紀なのだ。
 希望と不安の中で迎えた21世紀。世紀末の状況からどれくらい進歩したのだろうか。ここへ来てまた経済恐慌と言っている。即ち、世紀末から状況は改善していないと言わざるを得ない。どちらかというと、悪化していると言った方がいいかもしれない。これは国別に見ると、必ずしもそうではない。
 自由主義経済圏はいけない。しかし、20世紀の頃に帝国主義から独立を果たした国々の中で、社会主義に走った国々は、今社会主義の幻想から離て、資本主義による経済成長、生活改善を果たそうという渦中にある。と言えるのではないだろうか。中国はその代表。一気に大国になる勢いだ。このあいだ接したメコン5カ国もこれからだ。インドは英国の支配が長かったために、少し事情が異なるような気がするものの、これからであることは間違いない。
 世紀末的状況を引きずっているのは、先進国なのか。一部の先進国だろう。欧州の一部の国では安定した社会制度のもとに、平和で平等な暮らしをしていると伝え聞く。日本はそのような状況になれるかどうか、現在抱えている諸問題が適正に解決できるかどうかがカギになると思う。産みの苦しみということも、覚悟しなくてはならないかもしれない。それというのも、従来の生活感覚を持ってすると苦しいかもしれないが、意識を変えると、当然のように新たな制度や状況を受け入れられるのかも知れない。我々はともかく、次世代の人々には、新しい感覚で幸福をつかんで欲しい。
 それに比べると、中国は全体で見るとまだまだ。先を見て憂慮する人々はいるが、大半の人々はこれからの中国の経済成長を信じて投資したり、色々やってみるわけだ。加油!その中に入って応援したものだ。