天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

国際交流まつり

 海外の日本語教師の集まりがある、と聞いて今日は、中国語教室を欠席してそちらに出かけた。場所は北浦和の日本語国際センター。駅を出て、右に歩いていくと案内が出ている。
ここは国際交流基金という団体の研修センターのようなところ。海外で日本語教師をしようという、外国人を教育するところらしい。今年は日メコン交流年ということで、メコン川流域の五カ国から二人ずつ日本語教師候補が招かれて、6週間にわたっていろいろ研修を受けているところ。今日は、彼らがこれまでの4週間の学習の成果を発表する場でもあった。
でこれが開かれたと言うわけ。そうとは知らず、なかなかめずらし機会だからとて、最強の埼京線に乗って出かけた訳です。
メコン五カ国とは、タイ、ミャンマーベトナムカンボジアラオス。各国紹介のブースは、これらの国々の他にも東欧系の国々やスリランカなど色々あった。ホールでの催しものは日本の空手のデモから、五カ国のお国紹介や、「私の日本発見」と言うテーマのスピーチ。各国の踊りは五カ国以外も含めて、実に民族色豊かで楽しかった。
印象に残ったことを紹介します。

踊りの中では、モンゴルの女性の踊りが際立っていた。写真では分かりにくいが、衣装の美しさもさることながら、身のこなしが、見慣れた日本舞踊や他の国の踊りに比べて独特で美しかった。特に肩の動かし方が独特で、モンゴルの雰囲気が出ていて素晴らしかった。
 お国紹介では、ミャンマーの紹介のとき、セッパイン君という男の子が、首都を「今はネーピードーという所になってますが、伝統的にはヤンゴンが古い都です」と一言いうときの顔に、つらそうな表情が走ったのを見逃さない。今は、軍事政権が作った首都なのだ。
 スピーチのとりだったのはミャンマーで、これには感動した。話してくれたのはヴォーディップさんという素敵な女の子。第二のスーチーさんになりそうな、なって欲しい人だった。
彼女のスピーチの様子。
踊りのときには、仲間と二人で軽快でしとやかな身のこなし。
話の内容はこうだ。はじめは、日本人がミャンマーに来て何かしているは、なぜだかわからなったと言う。日本人は自分の国で仕事をしていればいいのにと思ったらしい。過去の侵略戦争のことがあるから、日本人などには来て欲しくなかったのだろう。それが、日本人と一緒に仕事をするようになって、日本人のことが少し理解でき、メコン地域における日本の支援活動に感謝している。そして色々教えてもらったことをミャンマーの国の為に、いやミャンマーだけでなくメコン地域の国々全体の向上の為にきっと役立てたい、と話してくれた。ヴォーディップさん、この子の名前を覚えておこう。きっと第二のスーチーさんになると思う。
 他の地域の踊りも素敵だった。

パラグアイの女性はどこかハスッパな魅力。

ロシアからは民族衣装でカチューシャを唄ってくれた。

この人はインド人かと思ったら、スリランカだった。花嫁の民族衣装とのことだが、おなかの開いたところの横から、お肉が少しはみ出ているのが気になった。
 最後の出し物は日本の落語だった。三遊亭栄楽師匠が外国の研修生が聞くことを意識した話し振りで好ましかった。
 思いがけず楽しい一日となり、帰りがけにその勢いで(?)新宿のマザーハウスの店をのぞいたら、バングラデシュのバックを買ってしまった。