「児孫のために美田を買わず」とは、西郷隆盛が残した言葉で、子孫のために財産を残すと、それに頼って努力をしないので、財産を残さない、という意味であることは周知のことと思います。自分も基本的にはその方針でいる訳ですが、美田ではなく生活の基盤は残しておかないといけないと思います。
生活の基盤とは、土地とかそういう私有財産のことではなく、地球環境そのものです。これをぶち壊してしまってはいくら頑張る子孫でも生きてゆけないですね。さらに言えば、みなで幸せになろうというマインドを伝えておかなくてはならないですよね。
最近の日本は、ジコチューが増え過ぎではないでしょうか。それでは本当は幸せではないのだ、ということを共有しなくては。今の日本人には本当の意味での宗教が根付かないので、こういうことになってしまっているのでしょうか。こういったことは年寄りの偏見でしょうか。若い人の一人一人を見ていると、なかなかどうして頑張っているのですが、総体として見ると何かが足らないように思えます。
日本の若者は、もっと中国の若者と交流した方がいいと思います。中国だけでなく、元ビルマ、今やスーチーさんのいる国ミャンマーにも素晴らしい若者がいます。島国の中だけでウツウツしていないで、世界の人達と交流してほしいと思います。
何故か今日は、このようなことを考えました。
