今日は何の日(8月9日)
今日は長崎の日。広島の三日後、長崎に原爆が落とされてまたまた惨状が繰り返された。
学生時代に、サークルのコンパではこの歌を持ち歌にしていた。
今日も「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が行われるはず。
昨日でバカ騒ぎのような五輪が終わった。明日から甲子園の高校野球が始まる。五輪と甲子園を比べるやつがいるが、無意味な話だ。甲子園は、高校球児たちの日常の延長戦上。コロナが心配なら無観客で。応援合戦もひとつの風物詩だが、これは現地で楽しむもので、無観客なら無しでもよかろう。
一方五輪は、もはや商業化されたもので、4年に1回のバカ騒ぎ。今年は1年遅らせたがコロナ下での強行となった。海外からも大勢の関係者が入国した。この間コロナの感染は激増した。
政府はコロナ拡大と五輪は関係ないなどととぼけたコメントをしているが、五輪をやっておいて自粛もないだろう、というのが多くの人たちの感じ方だった。そこで街に人はあふれ、感染拡大となった。年齢層で見ると、高齢者でなく街に出かける人たちの年齢層が多い。
でもって医療は崩壊状態。自宅療養など方便にすぎない。そんな方針は政府が勝手に決めたことで医療学会からの意見ではない。要するに入院が必要になった人たちが入院できなくなっているということ。コロナ患者でなくてもそう。
で、この五輪強行をどう総括するか。東京新聞の見出しをくつか拾ってみる。
「代償と痛み 未来への火に」
「閉会後患者が急増」
「問い続けた戦う意味」
「17日間異例の夏 医療 見えぬ終幕」
「逼迫 第3派の比ではない」横浜
「療養ホテル40人超待機」港区
「五輪どころじゃなかった」都内看護師
そして、「雰囲気に従う未熟な国民性」
最後の言葉が、今の日本人をズバリ言い表していると思う。そして「雰囲気」を作るのが他でもないメディアだ。TVは期間中、あちこちのチャンネルで五輪を報道していた。
冷静なYoutuberの”せやろがいおじさん”は閉会に際してこのように言っている。
この中で、記者もタコがいることや、茂木健一郎の考えもいかがなものか等はなして、最後に選手に問いかけている。
このセンスが必要。メダル争いをしていた選手は、何を考えているのだろうか。社会情勢と、オリンピックの在り様が見えていて、正常な知性と覚悟を持っている人なら出場をボイコットするだろうと思われる。
せやろがいおじさんの言ってる「スポーツウォッシング」の道具になっていたことは間違いない。ダメ政権に加担していたと言われても仕方がない。
だいたいスポーツって何のためにある(やる)んだっけ。一口にスポーツと言っても、格闘技から球技、陸上競技と色々。日ごろ一般ピープルがやるスポーツはおもに健康のため。ゲームを楽しむものもある。
何でもかんでも一緒に行って、メダルを取り合う。国威発揚の場になっている。しかも金儲けの場でもある。本来の五輪はそう言うことではなかったはず。平和の祭典?
みんな集まっていろいろなスポーツを楽しむ。格闘技はちょっと合わないと思われる。空手の対戦をちらっと見たが、あれ殴り合いでしょ。
そろそろ11時。黙とうしましょう。