天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

三冊の本

 コロナ禍で、出かけることが無いとブログのネタも限られる。散歩で見つけた草花、本の感想、それにメディアやネットの情報について。あと、趣味の世界。無論仕事関連や日常のことを書くのはあり。

 今日は、ネットのつながりが悪い。昨夜は新しくしたTVでネットがつながらなかった。今朝はこのパソコンでいつも使う、エッジがつながらない。試しにI.E.を開いたら動いた。問題解決はしていないがとりあえず動けばいい。

 

 ということでまず、<今日のひとこと>

Surrender to the Fact that Life Isn't Fair

 人生は公平になっていないことを認めろ。と言ってる。生まれた場所で人生は左右されるのだから諦めろ、と言ってるのか。時々、そういうトーンで自分の境遇に不平を言うのはよくないといようなことを、したり顔で語る作家などがいる。が、ここで言っているのは、不公平があることを認識するのは、受け入れるだけでなく改善する努力のモチベーションとなるのだという。世の中が不公平にできていることを認識しないと、自分や他人に起きている不幸を、単に「可哀そう」という同情で終わる。不公平を正しく認識すれば改善について行動を起こすこともできる。ということだが、サレンダーって屈服してしまうような意味ではなかったかなあ。

 

 世の中の有様に異を唱えないで、従順に暮らせといういい方は、自分を尊大に評価することが無いように。我利我利亡者にならないように、という意味では「しかり」であるが、為政者の言いなりに生きていればいいのだということに使われてしまう恐れがある。

 最終八冊目となった宮本武蔵では、「生きていること、それはすでに、世間の恩であった」というくだりがある。これも危ない表現だ。「世間」という言葉に、現状の社会のありかたの意味を持たせてしまうと間違う。

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 しかし、最終冊になった宮本武蔵。半分まで読んだが、まだ佐々木小次郎と対決していない。この二人の対決はクライマックスなのだな。

 

 もう一冊手にしている本がある。「道教の養性術」。アンリ・マスペロという人が書いた古い本。呼吸法を教わって、その元は気功だろうと思い、それは道教から来ているんじゃないかと考えて、道教のことを知りたくて買っておいた。

 やはり「気」のことが書いてあるが、まず自分の「気」を整えることができたら、他人に対して「気」の治療ができる。というようなことが書いてある。「気」とは何かは、いまだ解明していないが、この世界においても自己と他の関係が存在する。もう少し追及しよう。