天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

選挙の総括かな

 選挙が終わって、日常に戻る感じだが、戻るってどこまで戻るのか。

 一言感想を書いておきたい。投票率が低いことに呆れざるを得ない。積極的に投票しない、という考えを述べる人がいるがそれは間違い。政治に期待しないなどという意思表示になっていない。期待したくないような政治をとり行っている与党政府に利するだけ。すなわち総投票巣数という分母が小さくなれば、金で集めた組織票の重みが大きくなる。

 投票率の問題で言えば、投票したくともできない人たちがいる。出稼ぎで都市に来ていて、またはその他の事情で移動していて選挙のために住民票のある田舎に帰るお金も時間もない。仕事で海外にいて投票チャンスが無いなどなど。

 そして問題の結果。応援したれいわ新選組は2議席を得て、正式に政党となった。党首は山本太郎。彼自身は、比例第3番目で落選であるが、個人名では最高得票数で落選。できれば自身も当選することを望んでいただろうことは当然だと思うが、二人の障がい者を国会に送り込んだことで、花火は上がった。

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 こんな素敵な花火はない。

 障害を持った方二人が当選という意味を見る。

 まず二人であることで、政党となった。そして障害を持つ弱い立場の人を代表する人を実際に送り込んだので、そこを無視した政策論議はなくなる。はず。

 そして国会の建物設備なども、その二人が活動できるように整えられなければならない。で山本太郎氏は党首であるから、党首討論などの場で登場するであろうし、二人の議員の補助役を務める可能性もある。なので、彼が存在感を示す場はなくならない。

 今回の選挙で比例区で出たことで、全国各地を回ることができた。行った先々ではすごい旋風を巻き起こした。しかしその時事は、そこにいた人々やネットで情報をキャッチしている人しか知らない。メディアが報道しなかったのだ。2名当選となってから出始めた。

 話はこれから。ここでれいわ新選組の存在感を示したら、次は衆議院選挙。山本氏は政権を取りに行くには100人規模の候補者が必要と言ってる。候補者が続々と出てくる。今の政府与党が腐りきっていることを指摘したり、原発と兵器購入はやめるように発信する著名な文化人は何人もいる。学者もそう。

 いちばんの気がかりは、日本人の性向であろう。今日のコラムでも鎌田慧氏が書いている。

 「元来日本人には理想なく強きものに従ひその日その日を気楽に送ることを第一となすなり。」永井荷風(1941年6月15日)

 今回の選挙もこの類で政府与党に投票しとくという人も少なからずいたのではないか。

 また政治家たちのやることについて「美名の下にかくれて不義を行うは今や天下の通弊となれり」だって。今のモリカケ問題なんてまさにそう。原発継続もそう。兵器購入も嘘でかためたもの。

 そういう政権に対してNOを言わない人間が多いと、日本は破滅の道に進む。

 余談だが、世界ではアベシのことは”トランペット”というあだ名がついているとか。すなわちトランプのペットだから。そんなモノがG20で参加者の皆から無視されたのも当然だろう。イランに行っても何の意味もなかった。そういう事実もメディアは報道していない。

 れいわの盛り上がりは、山本氏の主張が真実であることからその場にいる人の琴線に触れて共感を呼ぶ。これが今度は加速度的に広がるようになるか、そこが問題。永井荷風発言は過去の日本人となるか。

 オリーブの木もよかった。黒川氏は選挙の翌日街頭に立って、道行く人たちにお礼の言葉を投げかけていた。れいわと共闘してくれないかな。