天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

[社会] 地の底

 先日の続きモード。

 山本作兵衛さんは、炭鉱生活を振りかえり、そこで働く人を下罪人と呼ぶほどに束縛された生活を余儀なくされていたことを語っている。法を犯したわけでもないのに、生まれた環境が貧困であったために、炭坑で働くことが悪いことをした人間のように呼ばれる。理不尽。

 生きるためには、隷属することも受け入れるのが日本人だろうか?

 炭鉱では、賃金としてお金の代わりに、そこでだけ通用する切符が支払われ、その売店に行かないと米も変えない。その価格はピンハネが多重に入っている。そういう世界だ。逃げ出して、ほかのヤマ(炭鉱)に移るということもしばしば。

 こういう世界はなくなったのか?

 作兵衛さんの絵が世界記憶遺産とされるほどに、「遺産」なのか。単に過去の出来事なのか。

 現在の日本を見ると、いまだに米国に隷属している。と言えないだろうか。

 トランプが来るというので、アベピョンはゴルフの練習をしたり、大相撲に連れていくいったもてなしを考えているようだが、またまた要らないものを高額で買わされたりすることが見えみえ、と新聞に書いてある。そういう事ちゃんと書く新聞はえらい。

 そういう政権のもとに暮らす我々。炭坑自体は近代化された設備で、職業として存在している。しかし、炭坑と言うことではなく、その日暮らしを余儀なくされる人々というのは今も存在している。

 作兵衛さんの描いた世界は主に戦前だ。戦後になり、基本的人権と、人間としての尊厳を失わない程度の最低限度の生活を憲法で保障された社会にあっても、明日のメシに困る人たちが、若者を含めている。そういう社会ってやはり変だと思わないのか。

 経済的徴兵制度を作り出している社会になっている。おかしくないか?

 辺野古の基地建設などは、沖縄の人たちが嫌がっているというだけでなく、とんでもなく高額な税金を使って、大して役に立たない基地を作りつつある。アメリカへのポーズでしかない。そしてお金が足らなくなるので、消費税を上げるという。

 山本太郎議員は、既存の政党から独立して一人で動き出した。その第一番に掲げる課題が消費税を下げること。消費税は、国民に一律かかるので平等のように見えるが、収入の少ない人ほど、消費税として持ってゆかれる金額の収入に対する割合が大きくなる。一律の税率であることが、負担率に違いが生じる。誰にでも分かる理屈。

 ついでにこれ。

 

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 これも変だね。オリンピック本当にやるの?って感じ。スポーツが政治利用されていると思える。オリンピック村のあとをマンションとして売り出してるらしいが、買う金のあるやつはもう少しましな使い道を考えたらどうなんだと言いたい。