天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

毎日の練習

 日々の二胡の練習に行っている基礎練習について。
 二胡を練習するようになって、たまたま福井の小林二胡教室の小林さんが作った教本を見つけた。これが地味なテキストで、毎日の練習で1ページをやろう、というもの。説明通りほぼ毎日やり続けた。
 47ページなので、47日間続けたら終わり、かと思ったら最終ページにチェックリストがあり、それを11回繰り返すようにできていた。
 譜面の一つ一つは、短いものが多く、メトロノームを使って、指定された速度で引くようになっている。
 一度銀座で小林さんの二胡演奏を聴いたときに、「これを毎日やるといい音になるけどなあ」とつぶやいていたので、それまで単純に繰り返すことにめげそうになっていたのを、虫の一念、単純励行、無念無想、毎日の練習に取り入れてきた。
 今日がその11回目の最終日となった。
 音は、始めたころよりはスムースになっているし、単純な練習曲も特別なものは除いて、すらすら引けている。それなりの効果はあったと思う。
 で、それも今日で終わりか、と思うと次の第二弾のテキストが最近作成された。最初が「D調第一ポジション」で、次のが「G調第一ポジション」。こういう風に作っていくと、次はC調だ、F調だ、第二ポジションだと際限なくテキストができる。そうやって稼ぐのかと思って、作者に直接尋ねたら、このシリーズはこれで終わりだそうな。
 基礎練習なので、これで音階を身に着けるというよりも、音の出し方をきれいにしてゆくことを体得させることが目的なのだろう。まだまだ自分の音色を磨きたいと思っている自分は、ひとまず2冊目を開始することにしよう。
 もっともこれは、練習のメインではなく準備運動の一環として継続する。メインは何と言っても沈琳先生の指導で使っているテキストの曲を弾きこなすことだ。こちらのテキスト終盤近くなったとはいえ、卒業することはなく中の曲をより表現豊かに弾けるようになりたい。
 道のりは遠いが、遅々として進歩しはている。老化と進化の戦いのような気がしないでもないが、ひたすら続ける。いい趣味を持ったものだわさ。