天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

神尾哲男氏を悼む

 先日紹介されてよんだ本の著者、神尾哲男氏がお亡くなりになっていた。つい先月の5月のこと。昨日、知人との会話でこの本のことを話したら、その人はもう亡くなったと知らされた。
 改めてこの本を手に取ると、本の帯の裏側に「これを伝えるまでは死ねません」と書いてあった。

 今年の3月10日に第1刷が出て、私の手元には5月10日刷の第8刷目。これが刷り上がった時には他界されていた。本が出たからと、安心してしまったのだろうか。中身は確かに私には伝わりましたよ。
 享年64歳。14年間食事などの改善で生き延びた。だけでなく、食の大切さとがん患者に希望を与えるという仕事をしてくれた。50歳の時点で発病し、一通りの治療が終わり、それから14年。この時間は確かに自助努力の成果として大いに評価される。しっかりフォローして結果を出したい。
 一方こんな本にも出合った。

 犬も歩けば棒にあたる。約二年前の本だが、最新のがん治療について整理して書かれている。がんはもはや不治の病ではない。部位や進行の程度に応じて、いくつかの治療法から選択することになる。これからそれを決めなくてはならないわが身にとっては大変参考になる。