天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

1円の本

駅前の本屋さんが閉店した。チェーン店の本屋さんなので、儲からなければ撤退するということで仕方がない。とはいえ、駅前にあると重宝していたが、買うのはNHKの語学学習テキストくらいだった。あとはネットに頼って本を買っている。この便利さにはかなわないのだろう。
住宅地の本屋は、勤め人が帰りに立ち寄るほかは、お母さんたちが買い物ついでに寄れる場所でなければあまり人が入らないだろう。
勤め人である我々は、日中は職場の近くで本には時間があるとのぞくが、駅前の本屋にはほしいテキスト以外のものを探しにゆくこともほとんどなくなった。ほしい本があれば、手元のスマホで検索してすぐに注文。2、3日中に届く。

そんな中には1円の本がある。だいたい、ネット購入の際には古本販売も同時に出てくるので、一度読むだけの本は新品でなくていいと思えば安いほうを選択する。新しく発行された本でなければ、たいていはセコハンが安く買える。そんな中に1円の値段がついたものがあるのだ。1円というのは儲けよりも在庫処分をしたい本だろう。捨てるよりは誰かに読んでもらいたい本ともいえる。以外に読みたい本が1円だったりする。が実際に買うと送料がかかるので270円近く払うことになる。安さだけで言えばブックオフの100円の本のほうが安い。
今日はその1円の本を片手に電車に乗った。行先は高尾山。家から近いところに手ごろな散歩コースがあるのに、しばらく行かなかった。この夏に日中友好協会の関係で皆で戦争法案反対のアピールに高尾山に登った。これが引き金で、また行こうと思ってやっと今日実現した。
申し訳ないくらい秋晴れのいい天気。高尾山口の駅から山頂まで往復して2時間。歩きにしてはまあまあのタイムと自己満足。そう、1円の本にも書いてあったが結局人生は自己が満足するように生きるしかない。何に満足するかが違うだけだと思う。何に満足するのも勝手だが、戦争を商売にするようなことで金を稼いだり、権力や地位をそういうことに利用することで満足するようなことはやめてもらいたい。そういうのを見つけたら、皆で止めてゆこう。という動きも自己満足といえばそうかもしれない。でも、同じ地球に生を受けて、生まれた場所が違うだけで、格差による貧困や難民になったりする社会では、我々の子や孫たちが安心して暮らせないではないの。そこのところをタコ達はわかっていない。文字通りやることがアベコベではないの。