天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

二度読み

読みたい本がたくさんあるので、同じ本を二度読むということはめったにしない。昔、一度買った本を読む前に、買ったことを忘れてまた買ったことはあったが、二度は読んでいなかった。
今回、二度目にじっくり時間をかけて読んでいる本がある。

ほぼ一年ぶり。中村天風さんの本はほかにも読んでいるが、この本は本人の言葉で少しこわもてに語りかけてくる。いろいろあって、心を強くしておかなくてはと感じた時にこの本の一節を読むと落ち着く。座右の書というのか、もはやこれは宗教かもしれない。こころのよりどころにするということは宗教と言える。最近宇野千代さんが書いた天風さんの本も頂いて読んでいる。
ふと思うのだが、今もし中村天風さんが生きていたら、今の情勢をどう見るだろうか。原発と戦争法案の問題にどういうコメントをするだろうか。
天の摂理は、人が幸せになるべき生き方を追求することであり、そういう摂理と心が一つになっていれば、人が制御できない、人の生命を害する放射線を出してまで、必要以上のエネルギーを作る必要など全くない。また人間同士が殺しあう行動を助長するような動きは、もってのほか。これを政府が進んで行うとはあきれてものが言えない。中村さんが生きていたら、こう言うに違いない。
すでに安倍政権は終わった。どう見ても世の中の良識ある人たちの見解はそうだ。本当に終わったら日本経済は混乱するだろうか。意外とそうでもないのではないか。日本の企業はそれほど脆弱ではないと思う。ちゃんとものづくりを続けてゆくだろうし、金融機関もずるく立ち回る。戦争産業と言われる分野に大いに手を染めている大手企業もその分野をリストラするなり、方向転換するだけ。タコ政府に頼らなければやってゆけない会社など無いと思う。あれば、それはつぶれるるべくしてつぶれればいい。
世界が注目しているのは、戦後70年の談話だろう。あと10日で敗戦記念日がやってくる。