天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

新年度

あわただしくしているうちに3月の期末を過ぎて4月になり、新年度が始まった。会社勤めをしている身には、1年のサイクルがまた始まった。今年は、桜の開花も早く今日が東京も見納めくらいだろうか。
 今回の新年度で、自分の会社勤めもあと2年を切るところまできた。
 最近は、企業も定年延長ブームで60歳を過ぎてもたいていの会社では雇用を継続している。父の時代にはこの年では完全にリタイアしていた。余生を楽しむ年代に入っていたのだ。父親が盆栽に凝っていたころを思い出す。集め育てたたくさんの盆栽を引継ぐこともできなかった私は、かなり親不孝ものだったといえる。
 父にはある程度余生を楽しむ時間はあったといえるが、昔の人は今ほど遊びにたけた人は少なかった。父の場合には、盆栽とたまにでかける旅行。旅行といっても、今のように海外旅行を楽しむというのではなく、戦友会の集まりがあちこちの温泉で持たれるのに参加するというものだった。ささやかな楽しみだった。
 そこへゆくと昨今の定年延長は、フルタイムで勤務を継続する場合には余生を楽しむ時間を短縮するものともいえる。個人差はあるが、毎日出かけるところがなくなり、さしたる趣味もないと体を壊す人さえいたと聞いたものだが、最近の実情はそうでもない。あるいは、私の周囲の人たちが幸せなのか、余暇を十分楽しんでいる人が多く見える。
 実を言うと自分も早くフリーになりたい。なので、あと2年後が待ち遠しい。同じ年齢度で早くもリタイアした人が結構いる。かと思うと、70歳まで勤務を続けようという意気込みの人もいる。自分で仕事をする自営業の人なら、限界が来るまでは自分でやめなければ定年などない人もいる。生涯現役を文字通り実践している人たちだ。
 自分もモットーは「生涯現役」ではあるが、それは生涯サラリーマンということではない。会社の新年度を迎えるのは来年が最後になるだろう。その先、元気で活躍するにはやはり中国関係か。すでに中国進出を果たした友人もいれば、中国での日本語教師を継続している人もいる。またそれも終わって日本に帰ってボランティアをしている人もいる。やはり最後はボランティアか。などなど、そろそろ落ち着きどころを決める時期に来ているのか。