天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

現役やってます

 サラリーマンの生活習慣は、就業時間中に仲間と一緒に働き、帰りがけに時々お疲れさんということで、お酒を一杯飲んだりする。ときには一杯ではなくいっぱい飲むほど話がはずむこともある。そんな時、会議では出なかった本音が出て来て、相手の本心を知る機会になったりする。そういう時間も含めて、組織で仕事をしているということになるわけだ。
 いったんそのような生活からいったん離れて、第二の職場に写ると、軸足が自分の余生になり、会社の仕事に対しては無感動になるケースが多い。そうなると、勤務はしていても現役社員とは言い難い。その点、自分はまだ現役をやっているようだ。
 偉そうにそういった行動で自分を現役と定義しているが、その実単なる飲み歩く言い訳かもしれない。
 ところで、中国の場合サラリーマンの大半は国営企業の社員であることが大半であった。最近は外資企業の方がサラリーが多くて人気ではあるが、国営企業のサラリーマンたちの定年退職年齢は早い。50歳を過ぎれば定年になるケースが多いらしい。
 日本も昔は早かった。それでも55歳が一つの目安ではあった。中国の場合、制度は社会主義国なので定年後の生活は保障されている。安定した生活で充分な時間を公園で仲間と太極拳をやったり、ダンスを踊ったり、二胡を弾いて歌を唄ったり、仲間と楽しく過ごす。幸せな人たち。しかも儒教文化であるので、老人は大切にされる。電車やバスに乗れば、若者は席を譲る。本当に老人に優しい国と言えるだろう。
 ただし、これは都市生活者の話であり、農村に暮らす農民はまだまだ取り立てられ、搾取される構造が残っている。そのことがどうなっているのか。地域の役人は自分の権力の及ぶ範囲で、色々な名目で必要以上のとりたてを行い、私腹を肥やす。 
 中央政府はその問題を充分認識しているものの、急激な変革を行える土壌にないことを理由に、ある程度地方の不条理に対して目をつむっているようだ。
 農村出身の庶民の生活改善はまだまだ課題山積。
 自分としては、仕事のためにお酒も飲んでるのが現役だと喜んでいないで、そのような人たちの活動支援を自分の現役の仕事としていると言えるようになりたい。なりたい、なりたいだけではいけないのであって、一歩を踏み出さなくては話が始まらない。