天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

MOTHERHOUSE イベント

 今日はバングラデシュでバックを作っているマザーハウストークイベントに行ってきた。少し前にメールで招待状が届いていて、バックを持ってゆくと入場無料ということだったので、今や自分でも使っているバックをもって出かけた。



 今日は代表の山口絵理子さん、副社長の山崎大祐さん、それにバングラデシュから現地ディレクターのマイヌル・ハックさんの話だった。まず驚いたのは、バングラデシュという国がどんなか、それこそ山口さんの本や前回の新宿店のイベントで聞いた話くらいしか知らなかったが、今回ハックさんがきれいにはっきりした英語を話されたことだ。
 以前、インドのIT会社の人たちと仕事をしたときに、インド人達が使っていた英語とは大違いだ。ハックさんはオーストラリアに留学していたとのことで、それで納得。それにしてもきれいな英語だった。久々に英語の話を聞いたが、昔取った杵柄ではないが時の差を感じないくらいわかった。最近中国語づけの毎日だが、英語のヒアリングは死んでないことが確認できた。
 インド人やシンガポール人は、皆が留学しているわけではなくイギリス、アメリカから来た人たちに教わって意思疎通ができるようになったわけで、その英語は現地なまりの英語になっている。その点留学した人は本場の英語を身に着けて帰ってくるので全然ちがう。


 本題の話の内容だが、この会社がここまでのところうまくいっている理由は、山口さんの立ち上げたコンセプトがいいにしても、この3人のそれぞれの仕事がかみ合っていとことだということが、話を聞いていてよく分かった。やはり企業は人だなと実感する。
 途上国から世界に通用するブランドを!という目標で、途上国の人たちを搾取しないフェアトレードをコンセプトして起業した山口さん。それを国内販売、すなわち日本でのマーケティングで販路を拡大する山崎副社長。彼は山口さんとはゼミの先輩だったそうだ。そして、現地できりもりをするハックさん。企業からしばらくして、現地の基盤を失ったときに採用に応募してきた人だとか。実にいいコンビネーションで頑張っている。
 私は、山口さんが起業当時書いた本を読んでこの会社を知り、このブログにも何度か紹介してきた。キーワード検索したら2009年から10回以上も出てきた。買い物の数も二ケタ行ったかもしれない。女性用のバッグが中心なので、主に息子のお嫁さんたちに誕生日プレゼントとしてきた。
 今日よかったのは、150人入る会場が満席で、若い人が多かったことだ。こういう店の製品を買う余裕のあるおじさん、おばさんももちろんいるが、若い人たちが集まっていたのは、ユーザーとしてではなく、機会あれば自分もこういう仕事をしたいという気持ちがあるためではなかろうか。そう期待したい。
 自分も事情が許す限り、ここの製品は折に触れて買うつもりではあるが、現地視察の企画もあるようなのでそのうちぜひ一度行ってみたいものだ。