天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

AVS

 タイトルに書いたAVSとは何かというと、ASHA・VIKAS・SHAKTIの頭文字。で、それは何かというと、ヒンディー語で「希望・開発・力」という意味の言葉だそうな。
 そうれがどうした、というと、インドの農村女性の支援活動をしている活動の名前ということだ。
 昨日の夕方、二胡の練習会を終わってから、もっきんばーというこじんまりしたバーで、その活動をしている方の話が聞けるというので行ってみた。

 急な案内だったこともあり、参加者は4人。

 パソコンの画面で説明しているのが話し手の川口さん。パソコンを持っているのはインド人の夫のサミールさん。右端が私。
 川口さんの上記のAVSの活動は、インドの農業大学と日本のNPO法人アーシャアジア(下記サイト参照)の支援でできているそうだ。
http://ashaasia.org/
 インドの下層階級の女性が自立し、正常な環境で子育てができるように、綿布を使った製品を作って、販売するという活動を行っている。場所は北インドのウッタルプラデシュ州というところ。
 写真下はAVS製品から私が買わせてもらったもの。フェアトレードのコンセプトで価格設定してあるといえども安い。大きい方のトートバックが2000円しない。
 フェアトレードと言えば、バングラデシュでジュートのバッグを作ることから始めた、マザーハウスの山口絵里子さんが思い浮かぶ。こちらの製品はかなり購入してきたが、これは完全に成功事例と言える。
 今回のインドでの苦労話は、マザーハウスセミナーでの山口さんの話ととてもど似ている。
 今の日本のような平和な国の中にいると、世界には苦境の中で生活を維持して、それもできずに難民となる人も数知れない。我々は平和ボケした生活の中でそういうことに気づかずに、気にもしないでいる。そういう中で、外に出て行ってこういう活動をしている方々には頭が下がる。ルワンダのワンラブプロジェクトの真美さんしかりだ。ルワンダからは、水害で義足作成工場が被害を受けたので、緊急支援要請の手紙がきていた。
 今後はこちらのAVSの活動も見守りたい。またこういうセミナーを、あまりにもこじんまりしていても、めげずに行うもっきんばーさんにも敬意を表する。
 こちらの方は、「八王子市民のまなびつなぐ広場」という活動をされている方で、意識の高い女性だ。
http://www.gakkou.org/
 ここに書いたのは、たまたま活動の主体は皆女性だが、アフガニスタンにはペシャワール会の中村医師がいる。
 女性と言うことでいえば、女性の活躍推進などと言って、その実女性をこき使うことを考えているアベぴょんは、くだらないこと言ってないでこういうところにしっかり金を出さんかい!オスプレイなんか買う金があったらもっともっとこういう女性の活躍支援ができるだろう。それにつけても早く辞めんかい、日本人の迷惑だ。