天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

南の花嫁さん

 5月に、習い始めた二胡教室の発表会をやるということで、その出し物の練習に入っている。課題曲のうち「彩雲追月」というのがある。なんかどこかで聞いたことのあるメロディだなと思っていたら、昨日か一昨日の歌番組で同じメロディの歌を唱っているではないか。思わずテレビに近づいてタイトルを見ると「南の花嫁さん」という曲。高峰秀子美空ひばりが歌っていたものだ。最近の女性歌手もとても上手に歌っていた。♪おみーやげななあーに?籠のオウム♪
https://www.youtube.com/watch?v=KUBLo-RWSrA
https://www.youtube.com/watch?v=3mO82zbsgWw
 この二つの曲はどういう関係なんだろうと調べてみると、オリジナルは中国の二胡曲としての「彩雲追月」の方らしい。

 日本はつい最近もこういう歌謡曲の伝来という形で、中国から文化を取り入れていたんだ。やはり文化は中国からくるなあ。
ところで、このYouTubeで歌っている人は台湾のようだ。漢字が中国の簡体字ではなく繁体字なのでそうとわかる。そういえば、台湾では日本の歌謡曲を日本語や中国語で歌うのが流行っていると聞いたことがある。
https://www.youtube.com/watch?v=ysn-k9kqzOs
 台湾に限らず、中国でも北国の春はとても親しまれている。お互いの国の音楽が受け入れられやすい関係にある。
 バッハの言うように、音楽は翻訳の要らない世界共通語だというのはこういうことなのだ。とりわけ、文化の伝播が中国からだった日本は、中国との間で本来より理解しあえる音を持っている。アフリカの太鼓のリズムや南米のサンバもノリがいいには違いないが、やはりこの彩雲追月のほうが日本の歌謡曲になってしまうくらい日本人にとって親しみがあるということだ。
 こういう関係なのだから、国同士ももっと仲良くすればいいのに。とにかく自分はこの文化交流にも参加するぞ。